「男はつらいよ」を全48作品徹底分析!

覚え書きノート
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男はつらいよ 全48作品【本編完全版】
『サイト内検索』はこちらから
2004年から始まったこのページも2010年8月25日でカウンターが89万アクセスを超えました。ありがとうございます。
8月25日寅次郎な日々452『リリーの住んでいた町 錦糸町駅北口』
8月20日寅次郎な日々451濱口國雄「便所掃除」松村達雄さんここにあり
8月10日寅次郎な日々450
第39作『寅次郎物語』本編超簡単ダイジェスト版
7月30日寅次郎な日々449
「純情詩集」オープニングの駅舎判明!上田鉄道別所線 中塩田駅」
7月22日第24作『寅次郎春の夢』本編完全版.完結編をアップ!
7月21日寅次郎な日々448
「マイケルが見下ろす江戸川、そして去りし夢」
7月12日寅次郎な日々447「春の夢」のラスト『天神社』のこと
7月1日寅次郎な日々446
ロケ地発見!岐阜県瑞浪市を走る黄色いペプシのトラック
6月26日寅次郎な日々445
すみれちゃんの高校と満男の高校は違う学校だった!
| 保存版 寅さん世界の柴又周辺マップ 柴又の住人たちの家 |
| 男はつらいよ 全48作品【本編完全版】 |
「なんとか間に合った『おくりびと』
『男はつらいよ』の中の『落語ネタ』
11月17日寅次郎な日々381『寅のモテ率!整理箱』
寅と全マドンナの相性とモテ度一覧表
■「リンク」をさらに更新!■
遠い旅の空から」新聞連載開始
読売新聞(東京版)新聞記事画像
新聞だけでなく読売新聞のWEBサイトである『YOMIURI ONLINE』にも同じく掲載
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/feature/tokyo231217264378697_02/news/20080729-OYT8T00155.htm
『知られざる山田洋次監督』
CS衛星劇場「私の寅さん」 山田洋次監督ロングインタビューより】
| 保存版 寅さん世界の柴又周辺マップ 柴又の住人たちの家 |
| 男はつらいよ 全作品書簡集 |
| 寅と全マドンナの相性とモテ度一覧表 |
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| 【寅次郎な日々】全作品マドンナ制作年度順を追 |
| コンパクトに読める【全48作品ダイジェスト版】バックナンバー |
| 全48作品とらや【お品書き】考察記 |
| あの夜『喧嘩辰』を歌わなかった寅と冬子さん |
livedoor週刊デイリー4コマY-1グランプリに投稿中!![]() 最新掲載作品『野望』はこちらです。 |




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| 【 寅次郎な日々 】カテゴリー別バックナンバー【2005年11月〜2009年11月14日までの分】 | |||||||
| 寅次郎 | さくら | 名脇役たち | タコ社長 | 満男 | シリーズの流れ | おいちゃん、おばちゃん | 源ちゃん |
| 夢 | とらや | ロケ地探訪 | 山田洋次 | 各作品紹介 | 山田洋次以外の映画 | メイキング映像 インタビュー&ポスター |
マドンナ |
| 【『第49作「寅次郎花へんろ創作ポスター』付き】 |
| 3月2日に 「追悼 谷よしのさん名場面集」をアップ 8月27日「追悼 関敬六さん 面白名場面集」〈後編〉 8月25日「追悼 関敬六さん 面白名場面集」〈前編〉 6月28日『松村達雄おいちゃん』名場面集アップ |
| とらや全48作品【お品書き】考察記 |
| 覚え歌@「りんどうこぼれる寅の夢」 | 覚え歌A「 四人ならばと温泉津駅」 |
| 覚え歌B「見下ろす江戸川去りし夢」 | 覚え歌C「枯葉降る庭 眺めつ逝きたし」 |
| 2月17日「食玩 『男はつらいよ.シリーズ』から『帝釈天参道 |
| 『帝釈天参道』は拡大しても見れます |
| 第15作「相合い傘」での寅のアリア |
| 第48作 寅次郎紅の花 待ち続けた15年の歳月 |
| 「リンク」 |


アニメーション制作:龍太郎
私のバリ島の自宅には何を隠そう松竹映画『男はつらいよ』のDVDがずらりと全作品勢ぞろいしている。
10年以上前から私は完全に「男はつらいよ」依存症になり、2004年の今もその症状は一向に消えていない。
この「男はつらいよ」という映画を観続けることによって人生での何度かの危機を乗り切っていった。
毎日「男はつらいよ」48作中のどれかを観ることなんか珍しいことではない。一日にはしごをすることもある。
私の人生を本当の意味で支えた書物は恩師坂崎乙郎先生の何冊かの本。ゴッホ全書簡集。岸田秀の最も
初期の2冊とそして映画は山田洋次監督.渥美清、倍賞千恵子主演の「男はつらいよ」シリーズである。
「男はつらいよ」は黒澤映画のように激しいアクションがあるわけでもないし、大きな事件がいつも起こるわけ
でもない。ただただ人々の日常を描いているだけなのだ。そして「男はつらいよ」は正真正銘の喜劇映画でもある。
この長い長い映画の中には人生の全てが入っている。見事なまでに全てが。
以下、自分が「男はつらいよ」48作の中でもとりわけ影響を強く受けた「ベスト24」(下に記載)を中心に、
それ以外の作品も含めて最終的には全48作を詳細に紹介していきたい。そのあとは私が好きな山田監督の
その他の映画を詳細に紹介していきたい。
ただし、私は上手にまとめて書く才能もないし、巷の本や他のサイトのように個性的にも独創的にも書けないし、
評論的にかっこよく書けもしない。だからこのサイトはいわゆる「男はつらいよ」の研究サイトではなく、
適当〜な『遊びサイト』である。あくまでもだらだらした長ったらしいノートであり、細かなただの覚え書きに
とどまりたい。楽しみでやりたいからだ。
退屈で読む気がしない人もたくさんいると思われるがそのへんのところは勝手な個人のHPということで
ご容赦願いたい。
本音を言うとこのページに関しては、ほんの一部の私と同じような、「男はつらいよ」が人生のなかで毎度食事
をするように必要な人にだけチラッと見ていただけたらと思っている。そういう意味でもこの「男はつらいよ.覚え
書きノート」はとても閉鎖的、自閉的、超自己満足的なページだといえる。
興味のない方や、まだ映画を見てないので、物語のネタバレは困る方はどうぞこのページはとばしてください。(^^;)ゝ
なお、この制作、更新は日本国でなく、インドネシア共和国、バリ島、ジャングルの中の自宅でおこなっています
それゆえ、電話線の不通、サーバーの関係などで数時間ページを開けれないことが月に2〜3度ほどあります。
また、それゆえに更新に不備があり、遅れたりすることもありますが、どうかご了承願います。
(ちなみにこのサイトは完全リンクフリーです。)
この「男はつらいよ覚え書ノート」はレイアウト上「覚え書」としたが、「覚え書き」と「き」を入れて覚えていただいても
いっこうに差し支えありません。むしろ「覚え書き」のほうが一般的には馴染みやすいくらいです(^^)
第49作「寅次郎花へんろ」の創作ポスター
(クリックすると拡大します)

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2007年2月6日第10作「男はつらいよ.寅次郎夢枕」本編を加筆修正しました。
2007年1月28日第5作「男はつらいよ.望郷篇」本編を加筆修正しました。
2007年1月25日第2作「続男はつらいよ」本編を加筆修正しました。
「おいちゃんのアリア」 −下條正巳さん− をアップ(バリ日記.8月1日)
2005年12月31日に第1作「男はつらいよ」大幅加筆改訂版をアップ!
2005年8月7日に第2作「続男はつらいよ」の内容をさらに充実!
2005年8月8日に第5作「望郷篇」の内容をさらに充実!
2005年8月9日に第6作「純情篇」の内容をさらに充実!
男はつらいよマンガをアップ! (2004年6月29日)
柴又訪問記をアップ!(2004年4月1日)
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ベスト作品リスト【本編完全版】(制作年度順にアップしていく)
sakuhin
第1作 男はつらいよ(2004年1月6日完結!)
第2作 続男はつらいよ(2004年1月17日完結!)
第5作 望郷篇(2004年1月25日完結!)
第6作 純情篇(2004年2月10日完結!)
第7作 奮闘篇(2004年2月25日完結!)
第8作 寅次郎恋歌(2004年4月24日完結!)
第9作 柴又慕情(2004年7月1日完結!)
第10作 寅次郎夢枕(2004年7月19日完結!)
第11作 寅次郎忘れな草(2004年11月10日完結!)
第12作 私の寅さん(2005年1月8日完結!)
第13作 寅次郎恋やつれ(2005年2月15日完結!)
第14作 寅次郎子守唄(2005年4月14日完結!)
第15作 寅次郎相合い傘(2005年6月24日完結!)
第16作 葛飾立志篇(2005年8月14日に完結!)
第17作 寅次郎夕焼け小焼け(2005年11月22日に完結!)
第18作 寅次郎純情詩集(2006年1月29日に完結!)
第25作 寅次郎ハイビスカスの花(2006年4月16日に完結!)
第27作 浪花の恋の寅次郎(2006年6月29日に完結!)
第29作 寅次郎あじさいの恋(2006年11月23日に完結!)
第32作 口笛を吹く寅次郎(2007年1月21日に完結!)
第38作 知床慕情(2007年3月10日に完結!)
第40作 寅次郎サラダ記念日(2007年3月31日に完結!)
第45作 寅次郎の青春(2007年5月11日に完結!)
第48作 寅次郎紅の花(2007年7月25日に完結!)
上記ベスト作品以外の作品ですでにアップしたもの。
第 3 作 フーテンの寅 (2007年12月18に完結!)
第 4 作 新.男はつらいよ(2008年4月9日に完結!)
第 1 9 作 寅次郎と殿様(2008年10月5日に完結!)
第 2 0 作 寅次郎頑張れ!(2008年12月11日に完結!)
第 2 1 作 寅次郎わが道をゆく(2009年1月18日に完結!)
第 2 2 作 噂の寅次郎(2009年2月22日に完結!)
第 2 3 作 翔んでる寅次郎(2009年10月9日に完結編をアップ!)
第 2 4 作 寅次郎春の夢(2010年7月21日に完結編をアップ!)
| 本編完全版を読むのは長い、しんどい、という方は、 コンパクトにまとめた【全48作品本編ダイジェスト版】をどうぞ |
アニメーション制作 龍太郎
ベスト作品の中でもさらに厳密にしていけば順位はつくが非常に微妙な順位になってきてしまうのであえてこの24作品
はひとくくりに「ベスト」とした。しかしそれでも明らかに優れたした作品はあるもので、下に記した作品である。
珠玉の名作9作品(制作年代順)
第1作 男はつらいよ
第2作 続男はつらいよ
第5作 望郷篇
第8作 寅次郎恋歌
第10作 寅次郎夢枕
第11作 寅次郎忘れな草
第15作 寅次郎相合い傘
第17作 寅次郎夕焼け小焼け
第25作 寅次郎ハイビスカスの花
上の9作品はまさに「珠玉」であり、どれももう落とせない最高の頂点を極めた作品である。
(以下の作品↓も同じく【本編完全版】を制作年度順にアップしていく)
第3作 フーテンの寅(2007年12月18日完結)
第4作 新.男はつらいよ(2008年4月9日完結)
第19作 寅次郎と殿様(2008年10月5日に完結!)
第20作 寅次郎頑張れ!(2008年12月11日に完結!)
第21作 寅次郎わが道をゆく(2009年1月18日に完結!)
第22作 噂の寅次郎(2009年2月22日に完結!)
第23作 翔んでる寅次郎(2009年10月9日に完結編をアップ!)
第24作 寅次郎春の夢(2010年7月21日に完結編をアップ!)
第26作 寅次郎かもめ歌(2010年8月上旬に前篇をアップ予定)
第28作 寅次郎紙風船
第30作 花も嵐も寅次郎
第31作 旅と女と寅次郎
第33作 夜霧にむせぶ寅次郎
第34作 寅次郎真実一路
第35作 寅次郎恋愛塾
第36作 柴又より愛をこめて
第37作 幸福の青い鳥
第39作 寅次郎物語
第41作 寅次郎心の旅路
第42作 ぼくの伯父さん
第43作 寅次郎の休日
第44作 寅次郎の告白
第46作 寅次郎の縁談
第47作 拝啓車寅次郎様
各作品予告篇
2006年1月4日に予告編集.第24作「寅次郎春の夢」をアップ!
2006年1月2日に予告篇集.第23作「翔んでる寅次郎」をアップ!
2005年12月25日に予告篇集.第22作「噂の寅次郎」をアップ!
2005年12月12日に予告篇集.第21作「寅次郎わが道をゆく」をアップ!
2005年11月30日に予告篇集.第20作「寅次郎頑張れ!」をアップ!
2005年11月3日に男はつらいよ/予告篇集.第7回第18作「寅次郎純情詩集」をアップ!
2005年11月25日に予告篇集.改訂版第19作「寅次郎と殿様」をアップ!
2005年8月13日に男はつらいよ/予告篇集.第5回第9作「柴又慕情」をアップ!
2005年8月9日に男はつらいよ/予告篇集.第4回第7作「奮闘篇」をアップ!
2005年8月4日に男はつらいよ/予告篇集.第3回第30作「花も嵐も寅次郎」をアップ!
2005年7月28日に男はつらいよ/予告篇.
第2回第31作「旅と女と寅次郎」をアップ!
2005年7月24日男はつらいよ/予告篇集.
第1回第45作「寅次郎の青春」をアップ!
まず、2004年度は最初に書いたベスト24作品を制作年度順に紹介していく予定だ。2月で1作品くらい
をアップしていく予定なのでこのベスト24作品はなんとか3年後の2007年度中に終わらせようと思っている。
48作全部書き終えるのは2009年度末ごろになりそう…。「男はつらいよ」以外の山田監督作品もその後アップ
すると思うので、最終的には山田洋次作品アップが完全に終わるのはいつになるかわからない。
なんとか息切れしないように5年間の長丁場を乗り越えたいと思っている。 2004年1月吉日
Category
| 【 寅次郎な日々 】 カテゴリー別バックナンバー 【2005年11月〜2009年11月14日までの分】 |
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| 寅 | 山田洋次以外の映画 | マドンナ | 満男 | |
| さくら | シリーズの流れ | 名脇役たち | タコ社長 | |
| 夢 | おいちゃん、おばちゃん | ロケ地探訪 | 源ちゃん | |
| 各作品紹介 | メイキング映像 インタビュー&ポスター |
山田洋次 | とらや | |
とらや【お品書き】考察
値上げ(値下げ)した瞬間の作品とその価格のみを記入しました。空白欄は前回の作品と同じ価格だと思ってください。
| 品目/作品 | 2作 | 3作 | 6作 | 7作 | 9作 | 10作 | 12作 | 13作 | 15作 | 17作 | 19作 | 20〜34作 | 35作 | 37〜40作 | 41作 | 42作 | 45作 | 46〜48作 |
| (草)だんご系 | 60 | 50 | 60 | 120 | 100 | 150 | 250 | 300 | 350 | 400 | ||||||||
| 一折(小) | 200 | 300 | 600 | 1000 | ||||||||||||||
| 磯乙女 | 50 | 80 | 100 | 150 | 200 | 300 | 350 | 400 | ||||||||||
| おでん | 100 | 70 | 100 | 150 | 200 | 250 | 400 | 450 | 400 | 500 | ||||||||
| あんみつ | 70 | 100 | 120 | 150 | 200 | 280 | 300 | 350 | 400 | |||||||||
| ところてん | 50 | 70 | 100 | 150 | 300 | 350 | 400 | |||||||||||
| 赤飯 | 100 | 150 | 200 | 300 | ||||||||||||||
| 茶めし | 100 | 120 | 150 | 250 | 200 | 250 | 300 | |||||||||||
| くず餅 | 100 | 250 | 300 | 350 | ||||||||||||||
| こがね餅 | 50 | 80 | 70 | 100 | 150 | 200 | 250 | 300 | ||||||||||
| ビール | 300 | |||||||||||||||||
| ジュース | 50 | 60 | 100 | 200 |
| お気楽コラム 【 寅次郎な日々 】 たぶん…一週間に一度くらいアップかな… リリーの住んでいた町 錦糸町駅北口 2010年8月27日 寅次郎な日々 その452 この文書には本編のネタバレが含まれます。お気をつけ下さい。 私はこのシリーズの全てのマドンナの中でリリーが好きだ。 その一番の理由は寅のことを誰よりも深く強く愛しているからだ。 しかし、リリーの人生は悲しい。 特に第11作「忘れな草」のリリーは可哀想なくらい孤独だった。 それゆえか、彼女は文字通り『忘れな草』。 忘れられない人なのだ。 リリーが素晴らしいのはもう一つ、浅丘ルリ子さんが素晴らしいからだ。 このシリーズにマドンナとして出演した39人の女優さんたち。 みんな山田監督の演出に一生懸命に応え、とても頑張っておられた。 しかし浅丘ルリ子さんだけは違っていた。 彼女は山田監督のイメージと演出を遥かに超えた存在だったのだ。 どの監督よりも繊細緻密な高レベルの山田演出を凌駕した主役マドンナは 後にも先にも浅丘ルリ子さんだけだと思う。 まさに水を得た魚。 リリーは山田監督のイメージと演出をはるかに越えて哀しく光り輝いていた。 だからこそ、山田監督は同一マドンナで4作品も作り上げたのだ。 浅丘ルリ子さんの一生一品。 リリーこと本名『松岡清子』 そんな彼女の孤独が一番深かったシーンは、リリーが深夜に泥酔して寅に絡むシーン。 あの夜、キャバレーで深く傷ついたリリーは、寅に助けを求めるが、寅は常識を持ち出して 結果的にリリーを追い返してしまう。 翌日、リリーのアパートを人に聞きながらなんとか訪ねるが…、 ハーモニカによる『リリーのテーマ』が切なく流れる。 薄暗く、狭いリリーのアパートの階段を寅が上がる。 薄暗いアパートの廊下。 ドアをノックする寅。 悲しみのどん底にいた彼女は 自分の小さな住処さえも引き払ってしまっていたのだ。 慌しく引っ越していったのだろう。 アパートには小物が散乱していた。 さらにノックする。 そしてドアを開ける。 紙の表札で『松岡』 慌しく引っ越していったことが小物の散らかりようで分かる。 そして、リリーの分身である残された『もの』たちが哀しげに 部屋に散らばっている。 ドアの横には松岡という名字が書かれた紙 赤い傘 フランス人形 楽譜(スコア) レオナルド.ダ.ビンチの『モナリザ』のポスター 『旅』の字がついてる壁掛けレター入れ。 赤いポール椅子 電球 スタンドの笠 雑誌 フランス人形は子供心を残しているリリー。 「モナリザ」は『美』を愛するリリーの感性。 「旅」の字がついている壁掛けレター入れは 旅から旅の生活を肯定しているリリーの心。 楽譜は彼女のアイデンティティ。 住人A「何か御用でしょうか?」 寅「ああ、ここの女どこ行ったんだい?」 住人A「さあ?今朝方なんだか急にバタバタ引っ越していきましたけど?」 寅「なんかあったのか?」 住人A「んー、よく知らないんだけど大家さんと喧嘩でもしたんじゃないですか?電気代かなんかのことで」 寅「あんた、この女と親しかったのか?」 住人A「いいえ!」っとさっと消える。 列車が遠くを通っている。 襖にタレントのポスター。 リリーが立ち去った部屋で、ただただ立ち尽くす寅だった。
1973年(昭和48年)映画での同じ場所の映像 ![]() ちなみにずっとわからなかったあの『赤い橋』は『長崎橋』と言うそうだ。(北中之橋とも言った) 今でも地元では地名として呼ばれている。 ![]() 昭和50年前後頃の写真。橋から見える家とビルがぴったり一致。 ↓ ![]() 橋そのものは元禄10年(1697年)に木造で創架されたらしい。 昭和46年架設のトラス橋が架けられたそうだ。『わすれな草』公開の2年前だ。 これを最後に、大横川親水河川整備の際、役目を終えて撤去された(昭和63年3月)。 橋の名は西側に本所長崎町があったので、そこから付けられたそうだ。 現在、この橋の脇にある広場では 、ガラス市やフリーマーケットなど各種イベントが開催されている。 長崎橋跡から横を見ると東京スカイツリーが! ![]() 流れる川は『大横川』。 今はもうかなりの面積が埋め立てられ公園になっている。 映画撮影当時からずっと長崎橋のたもとにあった津軽稲荷神社は今も健在↓ → ![]() 「本所に過ぎたるもの二つあり、津軽大名、炭や塩原」と言われた弘前藩津軽家の下屋敷の跡。 屋敷内に祀られていた稲荷神社のため、津軽稲荷神社と呼ばれている。現在は地元が受け継ぎ、 町会の守護神となっているらしい。関東大震災や戦災で焼失したらしいが、昭和35年に再建された。 祭神は伏見稲荷神社の分神。 ちなみに今、錦糸町駅の北口の同じ場所はこうなっている。左1979年頃。 右は平成の今。 → ![]() 映画のアングルで、現在同じ方角を見てみるとこうなる!(右の写真)↓ あちゃ〜〜〜〜まるで別の国…。↓同じ場所とは誰も信じないだろう。 ちなみにリリーのアパートに続いていくこの通りを『北斎通り』と言うのだそうだ。 → 錦糸町は駅南口は以前から発展していたが、京葉道路が通っていることもあって、 南口が表玄関である状態はあの映画の後も変わらず、北口は昔懐かしい雰囲気の町のままで、 リリーの住んでいたあの下町のゴミゴミ感も残っていた。 そして駅北口地区の超再開発が行われた後、状況は嘘のように変わってしまったのである。 リリーが一人で住んでいたあの下町錦糸町駅北口。 今はもうわずかに津軽稲荷神社などやぽつりぽつりと残っている古いアパートなどに その名残を残すのみである。 ちなみに続編に当たる第15作「相合い傘」では、寅はこの錦糸町駅の今度は南口映画館街で 帽子の啖呵売をしている。面白いものだ。 「寅次郎な日々」全バックナンバーはこちらから
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柴又訪問記(2004年4月1日)
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