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龍野ロケ地調査 全制覇 編 
(2012年〜2013年)

播州龍野 全ロケ地制覇 序章 続編 最終編 エピローグ

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           お気楽コラム   寅次郎な日々  
 たぶん…一週間に一度くらいアップかな…






2012年4月14日  寅次郎な日々 その517


播州龍野 全ロケ地制覇 序章

豪腕小手寅さんとめぐる春の龍野

(注意)今回のコラムは長いです。全部読むのに40分はかかります^^;ヾ



    


    



    




    

















2012年4月14日  寅次郎な日々 その517


播州龍野 全ロケ地制覇 序章

豪腕小手寅さんとめぐる春の龍野





2012年 春

前回京都ロケ地をたっぷり回ったが、実はあの次の次の日、
今度は播州龍野へも行ったのだ。

京都にわが友カケちゃんがいるように、
播州龍野にも親友『小手寅さん』がいる。

本州西部関西以西に関していえば、行かれたロケ地では、どんな細かい部分も見落とされずに
もめぐられている。
めぐるだけではなく、次にめぐる人のために詳細な記録や位置もしっかり書きとめていらっしゃる。

東にちびとらさんや寅福さんがおられ、
西には小手寅さんがいらっしゃる。
私の友人は実に心強い達人たちだ。



私のサイトのリンクのページにも小手寅さんのサイトは貼ってある


さて、この日 2012年春分の日の播州龍野は暖かくて快晴。

まずこの写真をみていただきたい。


     



この写真は2012年3月20日 午後4時半すぎ 夕暮れ時に
あの有名なロケ地で、
私たちと一緒に龍野をめぐってくださったこれまた親友の
神戸の寅ヴィックさんのタイマーで撮影したものだ。

左から私、真ん中が小手寅さん、右が須磨からわざわざご一緒してくれた寅ヴィックさん。


そう。この場所は第17作「夕焼け小焼け」のラスト。
「ぼたん!東京どっち!?」の高羽アングル^^



    




午前中から全てのロケ地をめぐり、
そしていくつかの奇跡を生み出したあとの
自信^^;にあふれる3人の表情。
龍野の名士、小手寅さんは、水戸黄門さんのように
お忍びで案内してくださっているので
話し合って一応そのつどぼかしをかけることにした(^^)ヾ

OPの海辺ロケから始まり、
小さな場所、一瞬の短いショット、
当事者インタビュー、
そしてラストのあの山の上からの俯瞰、
そしてなんと、このあと
ロケ地に建つ意外なギャラリー喫茶にも出会うのです。

一日ですべて踏破した男たちの達成感のある顔だ。




それでは、始まり〜。

チョン チョ〜〜〜ン

はい、水あめ買わない子は、後ろさがってね〜〜^





まずは、朝9時、
須磨にお住まいの寅ヴィックさんと須磨駅前で待ち合わせをして一路龍野へ。

寅ヴィックさんは毎夜、自宅の白壁に寅さんを100インチほどに映し出しながら寝るという日々を
もう何年も続けていらっしゃる、本物の「寅さん依存症^^;」の寅キチさん。
龍野も一度、ご家族で行かれている。

今回は、私が彼の愛車ジャガーに乗せていただき、龍野ロケ地めぐりをご一緒していただいた。
さすがジャガー。高速を使うと55分であっという間に着いてしまう。



そして、小手寅さんと龍野観光駐車場で合流。


この日は「雛流し」の行事があったので、
車が駐車場に入れなかったら困ると思われ
なんと何十分も前からずっと駐車場の場所取りを
してくださっていたということ。
なんと、心優しい・・・。ありがとうございます!!


そして・・・



おもむろに彼が私と寅ヴィックさんのために車から持ってこられたのは例の!
あの手作り非売品の

龍野ロケ地めぐりパーフェクトガイドブックだったのだ!

ここに龍野のすべてのロケ地とそのシーンが載っている。



      




嬉しい(T T)
ありがとうございます!!



で、出発! まずは

小手寅さんの車に乗って

オープニングに出てくる。
ジョーズの夢からさめた寅が小魚に指をかまれる
あの漁港に向かう。

あそこは町中からちょっと遠いので
半分諦めていたが
小手寅さんは迷うことなく
颯爽と車を飛ばしてくれました(〜〜)

何と心強い&楽しちゃってすみません(^^;)ヾ



やって来た〜!

御津(みつ)町岩見漁港です。


日本で最初にこの場所を発見したのはもちろん小手寅さん。

現場に着くなり

さすがにお二人とも高羽アングルに沿って
早速ピンポイント攻撃していた。





     






ここは龍野の町から真南に下った漁港

たつの市御津町岩見1370 付近


     



倉庫や家は変わっても裏山の形でロケ地は探せる。

寅が釣りをしていた付近。↓


     



     






    小手寅さんと酒井さん

   





そしてカメラが引いて

タイトルが出る直前のシーン↓

左の小屋は取り壊されてもう無い。


     



山の形や海から突き出ている鉄の杭が今も一緒。
石で組んだ防波堤も今も健在!
手前の電柱や向こうの小屋はもうない。


     




   






     




この海岸は僕と寅ヴィックさんで探したら間違いなく
午前中から探しても一日中かかっていた。

ロケ地めぐりの鉄人小手寅さんのおかげだm(_ _)m


さて、先はまだまだ長い。

20分ほど取材して

次ぎのロケ地


あのポスター制作&広告スチール撮影にだけ使われた

ぼたんと寅が日傘で相合い傘しているあのたんぼの田舎道!

あそこに連れていってくださるということです!



     

    



これまた楽しいお話をしているうちに、
あのスチール写真撮影が行われた

たつの市揖西(いっさい)町の佐江地区
10分ほどで着いてしまいました。

佐江公民館から南へ300メートル、本道から外れた真南の道。


     




この場所は小手寅さんのご友人が奇跡的に撮影時のことを
覚えていらっしゃって、教えてくれたそうです。

車を降りると、道は舗装されているけれど
山の形やおおよその雰囲気は今も同じ!

あの撮影の頃はちょうど地道から
アスファルトを敷こうとしている途中だったそうです。
なるほど、それでああいう道だったんだ…

こて寅さんに寅さんを
寅ヴィックさんにぼたんを演じてもらい
私が、写真に簡単な傘の絵を描いてみた。

これは決まった!
高羽アングル&山田演出^^



     



     山がまったく同じ!!

     







    2013年いちごさんと小手寅さんで。

   



   2013年 同日 いちごさんと酒井さんで。

   






蘇りますね〜〜〜。

う~~ン楽しい^0^


寅と青観再会の『清江橋』(^^)/へGO


清江橋は、
さきほどのスチール撮影のたんぼ道と同じエリア。
あそこから直線で北上する。


たつの市揖西町清水地区に架かっている小さな橋。

清水地区と佐江地区を結ぶ橋なので『清江橋』


オレンジ色が「清江橋」
赤色がぼたんと寅の日傘ツーショット。

     



寅がちんたらこの橋を渡っている最中に、
青観を乗せた龍野市役所観光課の車が通るのです。



車、クラクション

ビッビー!


課長「何やあの男」

青観、寅を見て驚く


車が止まって、


課長「もう一回鳴らして」

ビッビー!!


寅、歩いて車の位置まで戻ってきて

寅「なんだこの野郎、人のケツからブーブーブーブー」



というシーン


ここでは寅ヴィックさんに、寅になってもらい
橋を渡っていただいた。


    



    





  今度は小手寅さんにお願いした↓


   




ここで、青観と合流して、
古い町並が見える揖保川の西側。
文化保存地区あたりを車は通って行く。

(揖保川の東側は普通の市街地なのでロケは
ほとんんど行われていない)




さて・・・



小手寅さんの車は、この橋のあと、
元の駐車場に停め。

ここからはぶらぶら歩くことになりました。

この駐車場の近くにヒガシマル第2工場があり、
メインのロケ地が密集しているんです。

まず、駐車場に一番近いところから、
第2工場のすぐ北東。徒歩数分。



青観の初恋の人、志乃さんが
青観が乗っている車に手をふり
静かに別れを告げる名シーン!



   


いよいよやって来ましたあの名シーンの場所!
僕はこのシーンが観たいために17作を観るんです。



手を降る志乃さん役は
今度は小手寅さん!^^;


  



もうほんとうにあの第2工場から石を投げたら届くような場所に
志乃さんが花を持って手を降る家があったのだ!。

たつの市龍野町日山330 付近


寅と青観を乗せて走り去る日産セドリック。

手を降りながらいつまでも小さくなっていく車を見つめる志乃さん・・・



こんなひそやかで美しく昇華された愛の交流のシーンは
このシリーズで、この場面を置いて他にない。


この別れの前の晩、
あんなに気丈夫に青観に自分の人生観を語った志乃さん。

しかし、それでも、もう一目、もう一目でいいから
彼のあの姿を、あの表情を、あの目を、
胸に焼き付けたかったのだろう。

もう二度と会うことはない二人なのだから。


青春の哀しくもせつない思い出が
長い歳月を経た後に
ほんの一瞬彼女の前に鮮やかに蘇り、
初夏の風とともに過ぎ去っていった・・・。



彼女の人生もいつの日か終わり、
青観の人生も終わりを告げる。

それでも青観が青春のすべてをかけて渾身の想いで彼女を描いた絵は
残り続ける。

ここにこのふたりの救いがあると思いたい。

そのことは、
人生の全てを絵だけに賭けてしまった孤独な青観の、
生きた確かな証であり、

そこに絵を描く人間としての冥利がある。





      





そして志乃さんが手をふっていた場所と
同じエリアの日山地区にあるのが


この作品のメインロケ地

■ ぼたんの家とその前の路地だ。



ひぐらしがカナカナと鳴いているなか、
ぼたんの家の路地にたどり着く寅。

ちょうど、折りしも、ぼたんが下駄を川の水で
洗いに外に出たところに出くわす。

キャンデーを捨てて、そっと足音を忍ばせてぼたんに近寄る寅

         
そっと忍び寄り
                   

背中を指で軽く突付く。


振り返るぼたん

ぼたん「……」


遠くで『金魚〜え〜、金魚〜』
                   

寅、あらぬほうを見て、知らん顔


そのあと、ぼたんを見て、手で敬礼


寅「オス!」

                      
ぼたん「いや〜…、寅さんやないの…」


寅「ニカッ」と笑う


三味線が ペンペンペンペンペンペンペンペン

ぼたん、上から下まで見て、


ぼたん「なんでえ…?」と感動している。


寅「決まってるじゃねえかよ。」

寅「おまえさんと所帯を持とうと思って
やって来たんだよ。」


寅「イッヒヒヒ」


たつの市龍野町日山367 付近



が志乃さんが青観に手を振っていた場所
ピンクがぼたんの家(
は山下洋館)
黄緑がラストで寅が東京に向かって手を合わせる場所


    
    


    



路地の雰囲気はすっかり変わってしまったが、


    






  






ぼたんが下駄を洗っていた
あの場所や石垣や、ぼたんの家は、今も現役で健在だった。


    




    






先ほど同様

ぼたんを寅ヴィックさんに、
寅を小手寅さんに演じていただきました



ぼたんの家の屋根瓦やトタンもまだ現役。屋根の形は少し変わったが
あの当事とまったく同じ。




     




    



    






    
追記: 小手寅さんが2021年6月28日に撮影↓

    





  追記:
 2021年6月現在 空き家になりましたので 再度2021年のぼたんの家を掲載します。


  






↑の現在の、手前右のブロック塀の場所に
「夏休みのくらし」を書いた
黒板がかつて吊るしてあったわけだ。


    



    





    




本編と見比べると分かりますが屋根が換えられてしますね。↓↓








■追記:

2021年現在 空き家になっているので、再度家屋の写真を添付いたしますね^^










さて
今度はぼたんの家から路地を通して道の方を見るアングル。
これも本編で2回出てくる。↓

ぼたんが歩いている背中に洋館が見える。


    



左側には「ビクターの犬」の置物。
たぶんレコード店か電気店だったと小手寅さんは言われた。


    





路地の雰囲気は片方の土壁の家があとかたもなく
壊されてしまったことでなくなったが↓

道向こうの洋館は色を塗り替えて今も健在。
なんでも「山下洋館」って言うとか・・




    




    




山下洋館の場所からぼたんの家を見るとこうなる↓


    





このラストシーン、
ここから劇的なラストを迎える。

寅は青観の心に感動し、
ぼたんの家を飛び出して路地を駆け抜け、
ヒガシマル第2工場の道に出て

路地を駆け抜け道に出る。

そこはもちろんあの道!


「東京どっちだ!」の道!



    





    







    



    



ちょうど、僕が写真を撮っている位置あたりが
寅が手を合わせていた場所だろう。

路地から出ておろおろする寅。

「ぼたん!東京どっちだ!」




  ↓の地図の黄緑の場所。ピンクは、ぼたんの家

    




たつの市龍野町日山382 付近




こんな立て札が!^^↓


    



そのまま体を反転させて見るとこうなる↓

ヒガシマル第2工場。

左側にかつて工場があった。

本編では下の画像のように
おなじみ装飾の露木さんがエキストラ^^

今は普通の大きな民家。

右側の大きな家は2012年の今も健在!



    






    



    



    



が志乃さんが青観に手を振っていた場所
ピンクがぼたんの家(は山下洋館)
黄緑がラストで寅が東京に向かって手を合わせる場所

このあたりはどれでもすぐ近く。




     

     






いや〜〜〜しかし

さすがロケ地の宝庫播州龍野。
おそるべきロケ地数・・・



小手寅さんはこれまた徒歩圏の
梅玉旅館近くのちょっとしたロケ地を案内してくれた。

小さな一瞬のロケ地もたくさん教えてくれたのだ。

菊屋商店 角の橋


たつの市龍野町本町30 付近


これは寅が梅玉旅館初日に
バカ騒ぎをして眠りこけている朝に


この梅玉旅館の近く、菊屋商店角
小さな「あいおい橋」を
龍野高校の女子学生が
自転車で通学している風景描写。



    


赤丸ポストはなくなって、
小さな四角いポストが申し分けなさそうに
ちょっと離れた川沿いに設置されていた。



    



ちなみに龍野高校は
小手寅さんの奥様やお嬢様が通われた高校^^
旧制中学の流れをくむ伝統のある高校です。
略称は「龍高」(たっこう)

あの龍野ゆかりの三木露風もここに通った。





そういえば・・・

上の「あいおい橋」の四つ角、
当然すぐ向こうは「梅玉旅館」なので・・・

後に梅玉旅館を寅と青観が発つその間際、
寅へのお土産の「もろみ」を持ってぼたんがこの四つ角付近から
梅玉旅館へ向かって走ってきた^^



    



そしてぼたんからお土産をもらって
駅に向かって出発した寅や青観を乗せたセドリックは
この四つ角を左に曲がっていくのだった。

その車を追いかけて
ぼたんは、この四つ角近くまで走って行く。


    




左角の特徴ある家は今も同じ!


    



青く囲ったところは梅玉旅館付近。 は朝の龍野高校の自転車シーン
黄緑はラスト付近で氷を切っている場所。

    





小さなロケ地 「あいおい橋」付近にほのぼのしたあとは

今度はとって返して、雄大なロケ地。



ぶらぶらと

揖保川の龍野橋へ。


ここの橋では3つのシーン

一つはラスト近く揖保川で水遊びをする子供たち
↓の続編では写真添付あり


     



二つめは、そのシーンの直後、
       傷心のぼたんを慰めるために
       龍野を訪れる寅。この橋の中ほどで
       アイスキャンディを買う。


     




     






ちょうど小手寅さんが立っている場所あたりが
寅がアイスキャンディを買った場所。↓




     




三つ目は物語中盤 龍野橋のたもとにセドリックを止めて
鶏籠山(けいろうざん)」をアピールする観光課長とやる気がない寅。


最初に桜井さんが立ったのは橋の角の交通安全のポールの左側。

桜井さんの背中アップが見えて
「ここから見える鶏籠山が一番美しいと言われています」はポールの右側!!





    
まずは@の場所に立つ。
    その後Aの位置になって、「ここから見える鶏籠山が一番美しいと言われています」と芝居をする。

  




    
これは@の場所↓

        





現在の龍野橋から見た鶏籠山の雰囲気は
こうなっています↓

当たり前だが山は一緒。変わりはない。



     
これはAの場所↓

     



   
A付近 ちょうどガレリアの横が桜井センリさんの背中のシーン。

   







今も残るあの交通安全のモニュメント。
なんでしょねあれ?
ライオンズクラブのマークが入っているので
寄付されたものかも。

その横の電柱ポールも同じ。


上にも書きましたが
桜井センリさんと寺尾聡さんが立っていた
あの橋の角『交通安全のポール』左のところから
桜井センリさんがセリフを言うシーンへのカット切り替えがありますが、
桜井さんが立っている場所も実はポールの右側にずれているのです。






     




追記:

2014年

朝日新聞の小泉編集委員さんがわざわざ大阪本社から来て下さいました^^
本編同様の黒塗りの車でしたので、本編のように停めていただきました↓↓










そして、今も同じようにあのお店のような役場のような
妙〜〜〜に気になる建物が存在する。

現在は何かランチなどを提供する店のようだ。
音楽や演劇、教室のチラシも貼ってあるので
そのような催し物もするのかも知れない。





この「ガレリア」という館はいったい何だろう??


たつの市龍野町富永1439 付近



     




     




が鶏籠山がきれいに見える龍野橋東詰めガレリアの前。
黄緑がラスト付近で寅がアイスキャンディを買った龍野橋の場所。


     





ドア越しに「
ガレリア」の中を覗いて見ると
なにやら、昔の役所のようなものを改造して
お店を開いている感じだ。

ピンポイントロケ地であることのご縁があるので
入って見たい気もするが

かなり先を急ぐ旅の途中・・・

またできればあとで・・・ということで。

僕らはあの不思議な店に後ろ髪を引かれながらも
橋を戻っていきました。

特に僕がなぜだか妙に後ろ髪をひかれていた。


なぜだろう・・・


名前は「ガレリア」

たぶんイタリア語だと思うが・・・

サブタイトルが

「アーツ &ティー」

気になる・・・


この「ガレリア」はこの旅の最後に
もう一度ご縁が繋がることとなることを
この時は知る由もなかった。





よしロケ地めぐり、半分まで来たぞ!!



さて

ロケ地めぐりの続き。



龍野橋で、しばしたたずんだ後はまたまったり歩きながら町の中に戻っていった。

そんなに歩かないで着いたのは「龍野公民館」。


さてここはどのようなロケ地でしょうか?^^


    



たつの市龍野町立町68 付近です。


    




ここは、実は映画で「龍野市役所」に使われた建物だったのです。

本当の市役所は揖保川の東側である市街地にあるのだが
それでは風情がないと思ったのかもしれない。
この西側地区にある公民館を使ったのだった。



     


     


と言っても、映画ではほとんど全望は映らず、わずかに「龍野市役所」の文字が見えるだけ。

ただし、前の民家はバッチリ映ります。
それゆえ、ここが公民館であることがわかったのだ。

右の民家は黒田さん。
現在はおみやげ物などを商っているようだ。↓



この3月20日は祝日だったので公民館は閉まっていた。
昔駐車場だったところの外に扉ができていた。






一応駐車場の中に入れたので、3人でうろうろしてはみた。


映画では、ここでも、
セドリックの扉が開く時、見物人やスタッフが映っていた^^;↓



まあ公共施設と言うのは昔からこんなもの。


が公民館。

ピンクがおばあさんが雨戸を開ける「晴風」

黄緑が「特報」の中で寅がアイスキャンディをほおばる場所(本編では龍野橋)

が芸者さんたちが夕暮れ時に歩いているのを映しているカメラの場所。
   芸者さんたちは如来寺のそばを歩いている。

水色は裁判所前(検察庁)

は青観が見ていた龍野小学校の校庭からの眺め。

茶色は青観が散歩していたお城の横「霞城館」の場所。

オレンジも青観が散歩していた「旧脇坂屋敷」「カトリック教会」の場所


      




そそくさと次ぎに行こう!



そこからもう少しまた歩いて



      


区に着いた。

ここは僕が前前から行きたかったロケ地。

別に何がおこったと言うロケ地ではないのですが
夕暮れ時、たつの芸者さんたちが梅玉旅館にでかける
趣のあるシーン。

あ〜〜、龍野だな〜〜って思える風景なんだよね、
このシーンは。



       



如来寺の大きな屋根と鐘楼が見える。


たつの市龍野町上川原116

地図は上に記したの場所。↑


      
        



なんとこの場所は、事前の宣伝「特報」で
寅がアイスキャンディを食べている場所でもあるのだ!!
本編にない映像なので特ダネでしょ(^^)


アイス売ってるおじさんも本編と服装が違う!凝ってる〜〜♪


        




     寅がアイスをほおばってるのは地図の
黄緑の場所。↓「晴風」のそば。

   





さて、このあともうひとつ
もうすぐ近く
小さな小さな、しかし風情のあるロケ地を小手寅さんは紹介してくれた。

朝の龍野風景です。

この店は「淡口しょうゆ饅頭」で有名な「晴風」というお饅頭屋さんです。
さきほどの芸者さんが歩いていた
如来寺の四つ角。
もう目と鼻の先。



たつの市龍野町上川原113

上の地図のピンク文字


寅たちが梅玉でバカ騒ぎした翌朝に龍野高校の女子高生が自転車通学
している場面は↑で紹介したが、あの場面で、お店の雨戸を開ける
晴風のおばあちゃんの姿が見える。

これも龍野だな〜〜っていう風景^^


雨戸を開けるおばあちゃんの真似をする小手寅さん



      




      




さて、このあと
しばらく歩きます。
ちょっと長めに・・10分ほど歩くと
なにやら見覚えのある道が見えてきました。





ここで問題。
みなさん、この道、↓

本編のどのシーンか覚えていらっしゃいますか?↓


このあたり昔のまま残っている家も結構ある。


龍野町門の外にある道。

       




答え:

実はこのシーンは、
ドンちゃん騒ぎのよく朝、眠い目をこすりながら寅は無理やり
市内観光に連れて行かれるのだけれど

その最初のシーン

これが忠臣蔵で有名な山崎街道です。
 このへんは昔とほとんど一緒どすなあ



本当はここは山崎街道でもなんでもない道なんだけどなあ・・・((^^;)
映画はフィクションとはいえ、こういう地名や街道名は実際に即さないと
いけないような気がするんだが・・・。山田監督どう思われてたんでしょうか?



     



左向こうのグレーの建物が取り壊されたので分かりづらいが、
ほとんど同じ趣が残っている。

たまたま自転車が同じ位置^^

     



     



このあたりの道沿いは古い町家が今も残っている。


ちょうど赤い線で記した部分が車が走っていた区域。


     




「にせ山崎街道」を堪能したあとは、とって返して
また、南へ違う道を戻って行った。

↑にも出てきました「如来寺」の裏北、
文化資料館別館を通り過ぎていくと
お城への坂を緩やかに登って行く。


このお城への坂の突き当りに
「地方裁判所の支部」が見える。

裁判所に聞き覚えありませんか?

実はあの観光課長さんが眠りこける寅の横で
この正面に見える裁判所のことを言っているのだ。


「突き当たりが裁判所で、左が小学校です。
青観先生もここの卒業〜〜〜はあああ(あくび)失礼…」



たつの市龍野町上霞城101−3付近

真正面に検察庁、裁判所が見えます↓



     



現在の検察庁、裁判所はこう↓


     



突き当たりが検察庁および裁判所、
突き当たって右がお城
突き当たって左に行くと青観の出た小学校。

この坂を寅たちの車は登って行った。

     


で、検察庁、裁判所を左に曲がっていったシーンもあります↓


     



この、検察庁、裁判所を左に曲がってすぐの
突き当たりの家は今も面影を残している↓
石垣は今も同じ。
この家の正面玄関の植木は
ちょっとだけ上に成長したようだ^^
玄関の引き戸はよく見ると今も同じ。



     




     




水色で記したのが裁判所の前を通った上のシーン


     




青観も卒業した龍野小学校。
 
校庭向こうの家にまだ面影が残る。(この校庭写真は小手寅さんが撮られたもの)

青観は懐かしげに校庭を眺めていた。

上の地図↑のが青観が立っていた校庭脇の位置。

たつの市龍野町上霞城86 付近



     



     





このあたりは寅を乗せた車の中から見えるロケ地。

こういうなにげないロケ地を
めぐるのもなかなか味わい深いものだ。




ちなみに映画では映らないが
上に書いたように、
裁判所の前を右に行きますとご覧のようにお城↓文化資料館が中にある。



     



信州から来られた脇坂氏のお城。龍野藩5万石

脇坂氏のご先祖様はあの「賤ヶ岳七本鎗」の一人。
豊臣方だったため、江戸時代は外様だったのを
努力の末途中から譜代に昇格させたお家。
後には幕府老中も2人出た。


そういえば、観光課長が
「次ぎは三木露風先生の生家に参ります」とか
何とか言っていたが
その三木露風の生家自体は映画に映らなかった。



この、紅葉谷にいくところの三木露風旧邸として紹介されている家は
三木露風(操)の母が弟(勉)を連れて鳥取に帰ったあと、
暮らした祖父三木制(すなお)龍野の町長だった家で、
後に新しい家に建て替えられているらしい。↓







「ガレリア」のオーナーの井上美佳さんによりますと、

三木露風の家と言われる場所は実は複数あるらしい。

露風が5歳まで両親とくらした生家は幼稚園の坂を上がりきった左の角の白壁の家(検察庁の斜め前)。
写真にも焼板の部分とか、白壁が写っているらしい。お城から下って正面の家。
最近たつの市が生家を買い取り今後の活用を考えているところだそうだ。この家が有名。


おそらく観光課長が寅を連れて行ったのはこちらのほうだろう↓

      




また、龍野城の坂から降りた正面の家も
のちに三木家となった家で今回、三木露風の生家としてここも買っているらしい。



露風は5歳で父のわがままが原因で両親が離婚してしまった。

遠く山の向こうのその向こうの鳥取の実家に帰ってしまった母が
まだ幼い露風は恋しくて悲しくてしかたなかったのだろう。

あの「赤とんぼ」の歌には
もう会うことのできない母への想いがせつなくこめられているのだ。


夕焼け小焼けの赤とんぼ

負われて 見たのはいつの日か

山の畑の 桑の実を

小かごに 摘んだはまぼろしか

   

     

      



そこから北へ上がって


で、映画本編としては龍野公園の中にある
聚遠亭(しゅうえんてい)に車は着くが
そのころは寅や脇田はもちろんのこと課長までみんな眠りこけているというギャグだった(^^)


      




      




      




この庭園は龍野藩主脇坂氏の上屋敷跡にある。
鶏籠山西麓に広がる龍野公園内に位置する。

紅葉の名所としてかなり名高いらしい。

その昔、松平定信が来遊したとき、
ここからの眺望絶佳をたたえて「聚遠の門」と呼んでから
聚遠亭と名づけられたとのこと。

心字池うえにある茶室は、
庭園、池、杉垣根などと調和した書院造りを模した奇数屋風で、
たつの市指定文化財にもなっている。


ずいぶん昔、この紅葉で有名なこの
聚遠亭が好きな小手寅さんのお父様は、
小手寅さんと奥様の結婚披露宴を
秋の聚遠亭で行おうとされたらしい。
小手寅さんは派手なことが苦手なのでその企画からは逃げたそうだ。



聚遠というくらいだから、確かに眺めはいい。

どうやらカメラはちょっと上から撮ったようだ。
僕らは足場がないので無理((((^^)




たつの市龍野町中霞城6 付近


     





このあたりで午後1 時35分・・・
ちょっとお腹が空いてきた((((^^)

小手寅さんと相談して、
ちょうど志乃さんの自宅の先に蕎麦屋さんがあるから
そこ行きましょう。ということになった。

そのちょっと手前に志乃さんの家をロケ地探訪した。

志乃さんの風情のある家は、
この日のロケ地めぐりの中でもとても重要な場所。



映画では唯一このシーンだけに
志乃さんの家がわかるカットがある。

右手に見える古い土壁の塀の家が志乃さんの自宅↓



     





小手寅さんが写された写真的にはこう↓^^
カメラはほぼ同じ位置で、高羽撮影監督アングル。


     





つまり・・・これが現在の志乃さん宅跡??と最初は勘違い ↓ (後に場所を訂正↓↓)



     



こういうことはままあります。

歳月ですね。




     が志乃さんの家があった場所

     



あの時の、道向こうの真向かいの家は今もほぼ同じなのかもしれない↓


     




     






続報

2013年5月新事実がわかりました。
あの洋館ではなくて、その隣の空き地(駐車場)
が志乃さんのお家でした。

龍野在住の吉岡さんの証言と
志乃さんの前の家の方の証言で確定いたしました。


玄関の前の敷石↓もまだあります。

土塀の基礎の部分も残っていますね。




   



   志乃さんの家の基礎の石垣や石がまだ残っていた。
   写っているのは同行して下さった
   龍野町在住の友人の吉岡さん

   



 志乃さんの家があったピンポイント場所↓

 


   


   




   駐車場の方から向かいの家を眺める。
   本編で志乃さんの家を塀越しに眺めている青観シーン

   




   
   


   青観の歩いてきた道と志乃さんの自宅

   


■志乃さんの家 ピンポイント ストリートビュー
https://goo.gl/maps/HAYgo6v4Z3MLcVqA8








さてお昼



志乃さんの家から坂を数分上がると、
龍野公園内でお昼のお蕎麦処に到着。ささ、食べましょ(^^)



うわさではこの龍野公園内の「すくね茶屋」は、↓
あの本編で寅や課長たちがそうめんを食べていた店のモデルになったところだ。
と言われているが、真偽のほどはわからない。

       



     



さて食事をした龍野公園から町中に降りていった。
十文字川沿いを歩いていくと・・・あの場所^^


午前中に梅玉旅館のそばまできて、
小さなロケ地をめぐったが、




今度は「梅玉旅館」そのものに逆方向から
やって来た。

龍野ロケでは、あまりにも有名なロケ地。


たつの市龍野町本町5 付近


寅が「しかし 龍野じゃなあ・・・」と懐かしげに回想するあの梅玉旅館。

塀の上の泥棒よけは当時と今も同じ(^^;)

     






     



  本編でも 川の中から撮影↓

  










道からの入り口が変わってしまっていたが、
古いほうの入り口も健在。↓

(これは寅ヴィックさんのお写真^^↓)

     




     




   女将さんがいろいろ説明してくださった。

   





小手寅さんは、梅玉旅館のロビーに入ったことがない。
と言われるので、

「ここまで来たら入ってみましょう」と僕が言って
本来は3人とも人見知りなんだが、おそるおそる
引き戸を開けてロビーに入ってみた。

ロビーに入ると

白髪の紳士さんがいらっしゃり、

ロケのことをおそるおそるお聞きすると
とても気さくにいろんなことを説明してくださった。




       




彼こそは、第17作本編でも出演されていた
あのご主人の山本さんだったのだ。↓
今は息子さんが跡を継いでおられるが、
撮影当事はバリバリの現役の老舗旅館ご主人で
いろいろお世話をなさったとのこと。
                    ↓

       






ロケはなんと一週間も行われ、
キャストさんたちも渥美さんや太地喜和子さんはこの
梅玉旅館をとても気に入り、旅館のみなさんと
仲よくなられたそうだ。


宇野さんや岡田さんはお年でしたので、
あまり騒がれない
静かな別の旅館で滞在されていたとのこと。


また青観の姓が
「池ノ内」とつけられたのは、隣の市 「相生市」の
「池ノ内町」からヒントを得たそうだ。


本編では青観が取材された雑誌を博が読んでいる
シーンが出てきますがそこには「池ノ内」と
書かれているので相生市の「池ノ内」なんだねきっと。

相生市でお生まれになった小手寅さんはこの事実に
とても感銘を受けられたようだった。

後日、小手寅さんは、
お車で相生市の池ノ内まで
確認に行っておられるくらいだ。
「池ノ内」を信号機の表示に確認!










また、もうひとつ、梅玉のご主人から新事実が語られた!

太地喜和子さんがポスター撮影で使った
あの着物と帯と日傘。



てっきり松竹が大船から持ってきたのだと
思い込んでいたら

なんとなんと

梅玉のご主人の奥様の着物と帯と日傘を
太地喜和子さんに撮影用にお貸ししたということだった!!



太地さんもスタッフさんたちも
大変気に入ってらっしゃったということだ。



      




で、せっかくなので

それ以降ショーケースに入れてお客さんに見てもらっているのだそうだ^^↓

おお!ほんとだ!ぼたんの着物と帯と傘だ!!


      




      




置物の横に台本も飾ってあった。


なんとこれが第一稿!。


第17作「夕焼け小焼け」の準備稿や第一稿は
タイトルが「
柴又の伊達男」と言って、
「寅次郎夕焼け小焼け」ではないのだ。



これは私も知っていて、
実は、昨年1月に銀座の松竹大谷図書館で発見した。
全作品の準備稿と第1稿を調べていて気づき、驚いていたのだった。



      





この龍野ロケがあまりにも美しく撮れたので
タイトルも龍野にちなんで変更されたとのこと。


しかし、まあ、
こんなところにも第一稿が置いてあるんだね...。

この長いシリーズの中でも
この第17作だけがそのように
途中でタイトルが変わっている。

そういう希少価値という意味でも重要なもの。

その他、ショーケースの中には渥美さんからの
お礼状のハガキもあった(カラーコピー)
文字が妙に美しかったので、
奥様か誰かが代筆されたんですねきっと^^

当事のロケの様子を撮影したお写真も額に入れて
飾られていた。
ただ、ガラスに入っていないのでだいぶ変色してはた。

ネガはあるのでしょうか?

と僕が聞きましたら

写真屋さんに撮らせたのです。とおっしゃった。
ネガはどちらがもっていらっしゃるのだろうか?
保存は大丈夫なんだろうか?


当時、それこそ滞在中は町中大騒ぎで
ロケがあるたびに、
大勢のギャラリーが集まったそうだ。

とても満足した僕たちは丁寧にお礼を言って
次の機会には宿泊か食事をさせていただきますと
約束し、おいとまをした。

梅玉には食事する場所もあるので食事だけしてもいいと思う。

お食事処は「片シボ」と言う。
龍野にしかない天然記念物の「片しぼ竹」に
由来した名前だそうだ。



       



1000円〜2000円内で大体のご膳は食べれる。


あ〜、満足した^^


さて、ロケ地めぐりの続き。



ああ!

そういえば、

お昼ごはんを食べる前に
青観が立ち寄った志乃さんの家を見たが、
その直前に青観が立ち寄っていたお城の近くの
「霞城館」
案内してくださった。

ちょうどあの裁判所や小学校のすぐ北。

おっとお城の角の石垣の上に
映画撮影当事はなかった
見張り用の小天守ができている!

たつの市龍野町上霞城11 付近




     



     









青観の歩いたまま

カトリック教会がそばにある旧脇坂邸の道にも立ち寄った。


たつの市龍野町中霞城118 付近




      



      





が公民館。

ピンクがおばあさんが雨戸を開ける「晴風」

黄緑が「特報」の中で寅がアイスキャンディをほおばる場所(本編では龍野橋)

が芸者さんたちが夕暮れ時に歩いているのを映しているカメラの場所。
   芸者さんたちは如来寺のそばを歩いている。

水色は裁判所前(検察庁)

は青観が見ていた龍野小学校の校庭からの眺め。

茶色は青観が散歩していたお城の横「霞城館」の場所。

オレンジも青観が散歩していた「旧脇坂屋敷」「カトリック教会」の場所


      





で、さっきの梅玉旅館を、おいとましたあとの続き、


梅玉旅館を出た僕らは、十文字川に沿って
ゆっくりと歩いていった。

お昼に歩いた、あの「あいおい橋」の小さなロケ場所を再度通り過ぎ、
ずっとまっすぐに歩いていくと見覚えのある場所に来た。

最後は小さなロケ地。

でも、ここも僕が行きたかった場所。

あのシーンはなんともいえない静かな時間が
流れていたからだ。

そう。
ここは氷屋さんの氷を切る音が印象的なあの橋の上だ。

天保橋


たつの市龍野町川原町152 付近



     



お二人はあのシーンと同じように、

ポーズをしてくださった。

小手寅さんが氷屋さんで、氷を切っている。
寅ヴィックさんが後ろを通る寅。



     



青く囲ったところは梅玉旅館付近。 は朝の龍野高校の自転車シーン
黄緑は↑のラスト付近で氷を切っている場所。

     


これで、一応
ロケ地めぐりの終わりとなる予定だった。


そして駐車場にゆっくり戻り


「東京どっちだ!」の場所まで再度歩いて
スリーショットを撮ったりしてまったりと過ごしていた。



     




その時僕は朝から思っていたことを
小手寅さんに聞いてみた。


あの『終』の文字が映るラストシーンを
撮った場所は
あの山の上の「赤とんぼ荘」ですよね。
やっぱり、何か食事しないと
入れないんでしょうね



小手寅さんも、サイトアップの際に
ご自分で行ってみようとは思われたらしいんですが、
あそこの食事の評判がイマイチなので、今の今まで
あのラストの俯瞰は取材されていなかったそうだ。

寅ヴィックさんも、かつて龍野に来られた時、
いろいろ回られて、最後にあのラストの俯瞰風景を
見たい、撮りたいと思われて4時ごろ行かれたら
もう閉まっていて、上がるためのエレベーターも
動いていなかったらしい。

だからと言って、ロケ地めぐりの最中に、
いったん流れを止めて、
値段がやや高くて評判がイマイチの山のビルの
4階まで登るのはちょっと・・・って感じでもあった。


そしてもう4時を過ぎてもいた。

僕が、ずっと煮えきらない感じでいたら。

小手寅さんが

行ってみますか、あの上に

と、言ってくださった。

車で行けば6〜7分くらいで着くそうだ。

全てのロケ地はめぐったのだから
行ってみましょう!ダメモトで!

というわけで3人は小手寅さんの車で
難攻不落の「赤とんぼ荘」へ向かったのだった。

あのラストシーンを見るために!


   



で、6分ほどで丘の上の「赤とんぼ荘」に着いた。

4時を10分ほど過ぎていたが、
まだスタッフさんたちらしきひとたちが
何人かおられた。
私たちが正面入り口から入って来ても、
止める気配や質問する動きはない。

この日は町中で「流し雛」関連の行事もあり
なかなか人出が多かったのだろうか、
その行事の後始末か何かを
されていたのかもしれない。


本来は、ここは国民宿舎なので、
今日はひょっとして泊り客がおられるので
ワイワイ3人組が入ってきても気にされなかったのかも知れない。

とにかく自分たちが目指すのは
最上階4階の展望レストランからの撮影か、
もしくはガラス張りの踊り場からの撮影だ。

で、私たちはその彼らの隙に乗じて
エレベーターまで早歩きをした。

エレベーターはまだ動いている!

もうスッと乗り込んで、4階押して、
さっと上がっていった。

レストランはさすがに閉まっていた。
2時半ですでに終わりのようだった。


しかし、4階でエレベーターを降りるとガラス張りの窓から
パノラマがパーっと広がっていた。

踊り場のガラス張りは当然レストランが閉まっていても見れるのだ!

それで、小手寅さんにあのラストシーンの
場所を教えていただいた。

感動でした〜〜〜〜〜(T T)

あの俯瞰をこの目で見れたのだから。


寅ヴィックさんも前回のリベンジができて満足そう!。


醤油工場が一つなくなったり、
新興住宅が混ざってきたりはしているが、まだまだイメージは当時と一緒だ。




寅とぼたんがラストにいたあの道がしっかり見える!。^^

それでは本編と見比べてください(^^)/

     


     


     







後年 追加事項



本編では龍野橋以外でも、朝日橋、新龍野大橋も風景描写で映るが
これは橋がしっかり映っているゆえに誰もがピンポイントはすぐにわかる。
なので、だいたいの位置で撮影した。



   本編風景描写 揖保川河原から朝日橋
   

   2013年撮影 揖保川の河原から撮影
   






   本編風景描写 新龍野大橋近くから
   


   2013年撮影
   






さて、大満足で僕らは「赤とんぼ荘」を後にし、
元の駐車場まで戻ってきた。

この時点で 4時30分過ぎだ。



このへんでお開きにすることもできたが…




私はお二人にあの龍野橋のたもとにある例の不思議な店「ガレリア」

ちょっとだけ何か飲みませんかとお聞きしたのだ。

幸いお二人とも快諾してくださり、

最後の最後の〆として あの、気になるガレリアに向かった。

観光駐車場から徒歩7〜8分。すぐに着く。 

JR姫新(きしんせん)線「本竜野駅」からも徒歩7分




外から覗くと、ガレリアと言うその店の中はなんだか古い役所みたいで
ほんとうにここで飲食ができるのだろうか。
と、ドアの外から見ていたが
もうここまで再度来たのだから入るしかない!と、思って、
ドアを開けみんなで入った^^;



      




おそるおそる、「ここは飲食できますか」と聞くと。

「いらっしゃいませ。はい、どうぞ」という美声。

とても美しく品のいい松本さんと言うお店のお手伝いの女性が
この建物の由来やお店のコンセプトなどの
私の質問に答えてくださった。

松本さんによると、なんとここは、お食事だけでなく「ギャラリー」や「教室」も行っているのだそうだ。

(オーナーの方は井上美佳さんとおっしゃる。
いつもはいらっしゃるらしいがこの時はたまたま外出されていた。
お二人は学生時代の友人だそうだ)

なんと、後にオーナーの井上さんとはお電話で何度か会話する事になったのだ。
井上さんもとても気さくで気持ちの優しい方だった。


ガレリアのかたがたは、ここがロケ地だということもよくわかっていらっしゃって、
このような↓資料もお店で作られていた。

さすが〜〜(^^)




     




で、なんと戦前は小さな銀行だったそうだ!

戦後になってしばらくすると、そこの銀行は閉じてしまったとのこと。

その後は、その家の持ち主のおばあさんが
長い間一人で住んでいたそうだ。

そのあとご近所だった井上さんが買い取られて
道向こうで美容院(アポロ美容院)を営んでおられるお兄さんも
その隣の家を手直しして「アポロスタジオ」と言うライブを行う場所を
作られたということ。


妹さんが経営しているこのガレリアは
カフェ&ランチ。洋楽のライブや
アジアの染織工芸や絵画を発表。

アポロスタジオは和のライブ。
そしてガレリアの企画展の際の作家さんの簡易宿泊所。


ということだそうだ。



このお店の風景を見てほしい。↓



       



吹き抜けで1階は玄関口にギャラリー、飲食する空間にも
絵が掛けれるようになっている。
二階も素敵な8畳と6畳くらいの和室が二つある。



       






小手寅さんと寅ヴィックさんも私がこの空間を気に入ったことがわかられたようで
ここで「展覧会」をされたらどうですか?
みたいな雰囲気になった。





        




しかし、そうは言われても、龍野は、まあ小さな地方都市だし、
こりゃ赤字かも知れないなあ・・
と思いながら、ちょっと探りをお店の松本さんに入れてみると・・・

実は・・この「ガレリア」はけっこう知られていて、
姫路や神戸、そして大阪からも
企画展にこられる方も少なくないそうだ。
そして二階の片方にも展示ができるそうだ。



絵画の展示だけなら赤字かも知れないけれど、
染織工芸が中心だったら黒字になるんじゃないだろうか・・

そんなことを私は漠然と考えていた。

小手寅さんは私が沈思黙考する様子をはたで見ながら
「本気ですね^^」なんていうような意味のことをおっしゃっていた。

この内部空間はレトロ&古民家好きの私のツボにはまったのだ。
私の富山の越中八尾のアトリエも築百年の古民家で、吹き抜けがある。


どうです。いい雰囲気でしょう^^



       




この雰囲気は、なかなかのもの。



二階も展示室になっていて
東南アジアやインドの染織品や洋服などが飾られていた。





       




私も持っているインドネシアの更紗展の
「岡田コレクション」のカタログなども置いてあった。

企画展の時はこの部屋も使えるらしい。



もう一つの部屋は週に3日〜4日ほど言語のや手仕事などのカルチャー教室が
行われる部屋でここからはあの鶏籠山や揖保川、龍野橋が綺麗に見える。

ここでお茶を飲むことも可能。



       



じっくり1時間以上くつろがしていただいてお店を後にした。

実にいい空間だった。




 
ガレリアの中の私。↓この時は来年にここで企画展が実現しようとは夢にも思わなかった。

       





後日談: 

その後、オーナーの井上さんと電話やメール、画像資料などのやり取りをし、
来年2013年5月2日から5月14日までの2週間、
この「ガレリア」で絵と染織工芸の展覧会を
企画してくださることに決まったのだ!

まさに寅さんのロケ地、それもピンポイントのロケ地で
企画展を開いてくださるなんて夢のようだ。

ご縁があったんだなあ。。。この播州龍野と私は。感慨深い・・・。





で、元の駐車場に戻って小手寅さんといよいよお別れをした。

1日中一生懸命案内してくださったお礼とお会いできた記念に
昨年寅さん記念館で個展を開催した時の小さな水彩画を、
お礼に一枚進呈した。

食卓にいつも飾ってくれているらしい。

小手寅さん、ありがとうございました。
来年5月の企画展の時も
いろいろお世話になるかも知れません。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m


さて、すべてが終わった。

午後6時

小手寅さんとお別れして、
僕らは一路須磨に向かった。



そして須磨駅近くの寅ヴィックさんの家で
少しだけ休憩させていただくことになった。


しっかりしたお兄ちゃん大河君と
可愛い絵を描くのが大好きな弟さん大和君。
そして優しくて美人な奥様の4人家族。

来年くらいまでは名古屋出張で、
土日だけ須磨のご自宅で過ごされるそうだ。


30分ほどの休憩のつもりが2時間もおじゃまし、
おまけに夕食までご馳走になってしまった。



     



寅ヴィックさん、そして奥様 ありがとうございましたm(_ _)m



長い長い「龍野ロケ地めぐり日記」はこれで終わり。

最後までお付き合いくださった方々へ感謝です!






エピローグ



追伸



その後、小手寅さんから連絡があった。

この旅で解明できなかった、風景がある。
本編、龍野シーンのオープニングに出てくる龍野の風景描写。


あの場所をつい先日、小手寅さんは探し当てられたのだった。

もうここまでくると神技としか言いようがない。さすが地元だ。動物的簡勘が働くのだろう。



■小手寅さんのリニューアルしたロケ地サイト



せっかくなので、取り急ぎ、このサイトでも画像で紹介しておきましょう(^^)





     龍野シーンのオープニング。黄菖蒲咲く龍野風景

     





(後日訂正が入り、新発見の場所が見つかる)下の「続編」に記載。





     小手寅さんは山の形からきっかけを探されていく。

     








佐江地区の集落


     





(後日訂正が入り、新発見の場所が見つかる)下の「続編」に記載。



     
 山と家の関係を微調整して行くと、
 ピンポイント、撮影のカメラ位置としてはここらへん。
 ただし人の私有地ゆえに許可が必要です。
 




この場所の記事は↓の「続編」に記載。









小手寅さんによると、これらの風景は、
実はあのぼたんと寅の日傘ツーショットが撮影された場所から目と鼻の先らしい。
あの寅と青観が再会する「清江橋」からも近い。





後年追記:
正しい地図の位置。↓(詳細は『続編』に記載)

     



2つの風景描写のカメラ位置は↓↓








航空写真では↓↓









ということで、龍野ロケ地完全制覇 序章でした!




アーカイブは このまま 族編 ↓↓に続く。







         お気楽コラム   寅次郎な日々   たぶん…一週間に一度くらいアップかな…





2013年6月18日  寅次郎な日々 その549


播州龍野 未踏峰ロケ地 完全制覇 続編



これまでに登頂されて来なかった龍野ロケ地を
まとめてみよう。

龍野は名作第17作「夕焼け小焼け」のメインロケ地だけあって
かなりのシーン数になるおおよそ数えただけでも30シーンはあるのだ。

私のいつもお世話になっている龍野在住の小手寅さんが
大事な名場面は数年前にすでに全て事前に
調査してくださっていた。
それゆえ私も昨年龍野を訪れた際にメインの場所は
小手寅さんの案内で回らさせていただいたのだ。

しかし、龍野はまだまだ奥が深い。
まだまだそれでも救いきれないロケ地やB班が独自撮影した風景ロケ地があるのだ。

以下未踏峰をまずはおさらいしてみよう。↓



@
龍野導入部分の最初のカット。
寅友の小手寅さんもなかなかピンポイントで
探せないでいた場所。

今回初登頂!成功!

  




A
その直後のカット。
これも山の形や家々などで判断するしかない
非常に難しいカット。一度発見したと思われたが、今回訂正!!新発見!!


今回初登頂!成功!

  


ちなみに、 @とAが映った直後、車の中の青観たちの姿が
入り込む。その時の車窓風景があるが
これは私が乗り込む前に小手寅さんがピンポイントで落城させてくださっていた。


  



  
B
 
そして清江橋で寅を拾い、車は龍野の町の中に
入っていくのだ。
その時のカット。
ここは意外にも難攻不落の場所なのだ。


今回初登頂!成功!

  




C
ドンちゃん騒ぎの翌朝、寅は無理やり観光課の案内で
町を連れ回される。
その時の車窓風景の中で、「門の外 地区」が映った直後の
3〜4秒のカット。この数秒もなかなか難攻不落だった。

今回初登頂!成功!

  




D
2日目のドンちゃん騒ぎの直前の夕焼け。
この屋根と向こうの丘だけしか映らないカットは
ロケ地としてはギリギリで、これ以上アップで撮られると
もうそれはロケ地映像ではなくなってしまう。

このぜったい無理だと思われていた場所も
私たちは落城させたのだった。

今回初登頂!成功!

  




E
そして、最後にてこずったのがこのカット。
志乃さんが手を振るあのシーンの直前のカット。
ほんの数秒。
どこかわからないのだ。

しかし、残り滞在時間をあと数時間残すところで
なんとか龍野の全ロケシーンを完全解明した。

今回初登頂!成功!

  




F
この子供たちの水浴びシーンは
もちろんガレリア近くの揖保川川原なのだが
今までに誰一人ピンポイントでその場に立った人はいない。
実際今回ピンポイントの場所を特定するために川原を歩いたが
結構時間がかかった。

今回初登頂!成功!

  



これから何回かに別けて
以上7ヶ所の初登頂記録を書いていきたい。




さて、まず大きな発見その@

あの龍野導入部分の風景。


私は最強のメンバーである小手寅さん、ちびとらさんと3人で探索。
龍野は全員昨年も来ているし、地元の小手寅さんの事前調査などもあって
揖西町エリアだと言うことは山の見え方である程度見当は付く。
で、事前に地元龍野の住民である小手寅さんが見つけてくださった場所を
まずはあたってみるが、どうもギリギリでしっくりこない。

3人で聞き込みをしているうちに大きな目印が今も残っていることがわかっていった。

実は、映画で映っているこの赤丸の家ね。↓

これがなんとまだ残ってたのだ。


    


でも、新築の家が前に建っていて、かなり近づかないと見えて来ない。
だからなかなかわからなかったのだ。

近くの農家の方に聞いてこの建物だけが残っていること
がわかったのだ。

三村さんの家。


そしてその家の方、三村さんに直々お聞きして映画のあの赤丸の家と
同じ家であることが確定。


    


家のそばまで行ってその家の方に確認。
今も変わること無く同じ形でお住まいになっておられたのだ。

    


    そして映画のカメラの方向に徐々に離れて行ってみる↓

     




ちょうどピンポイントだと思われる場所まで後ろに下がって行き、
そこにある家の方々に取材敢行!
出羽さんとおっしゃる家で、まさしくこの出羽さんの納屋の塀から撮ったものだった。

     




大きくはみ出ていた柿の木は、数日後に今度は京都から来られた寅増さんと
出羽さんの納屋を再訪した際に、数年前におじいさんが柿の木を切られたと証言。
そして、その木は茂みに今も残っていた!確かな物証。


       





       寅増さんが指差すのが映画で映っていたあの柿の木の枝の部分。↓

     






↓写真の右の壁を見ていただきたい。

上の納屋の白壁がまだ残り
ラインも残っている。

この下の部分も
トタンがはがれている部分を覗くと
黒い板塀がまだしっかりあった!


    



    



そして前の家の鬼瓦が今も一緒!




     





     







     




黄菖蒲が咲いていたのは黄色で囲った部分だと思われる。



     






このあと小手寅さんから、あの出羽さんの家の庭に5月末に菖蒲が咲いていたとの吉報が入った^^
それも映画と同じ黄菖蒲
だったのだ。



   この写真は小手寅さんが今年5月終わりに撮られたもの。↓ あの家も写っている。

   



ということで


たつの市揖西町前地206  出羽邸の納屋前  で決定!

難攻不落の場所に登頂!




   




■黄菖蒲風景 ピンポイントストリートビュー
https://goo.gl/maps/Ep8RUqgRR9vz1AZm6








  航空写真では↓↓

   










そして二度も自宅前にお邪魔したせいか
この出羽さんご家族は
その後私の展覧会をご覧になるためにわざわざガレリアに来られて
カフェでお茶を飲まれて
おばあちゃんが、かわいい布かばんを買ってくださいました。

出羽さん、本当にいろいろお手伝いありがとうございました。



      





この緑の屋根が見える風景のピンポイントは
下のページ↓↓の最終編に記載




アーカイブは このまま 更なる族編 ↓↓に続く。







         お気楽コラム   寅次郎な日々   たぶん…一週間に一度くらいアップかな…





2013年7月25日  寅次郎な日々 その552


播州龍野 超マニアックロケ地完全制覇 最終章



■基本的、代表的な龍野のロケ地は昨年にめぐり終わっている。↓
2012年 517 豪腕小手寅さんとめぐる播州龍野 全ロケ地制覇!


で、今回前半はすでに書いた。


あの黄色い菖蒲風景の直後の緑の家が見える風景も
調査済みだったと書いたが
写真を載せるのを忘れていた。

ここ↓






たつの市揖西町前地 (出羽宅のすぐ東付近)

  



あの黄色い菖蒲のすぐそば、同じ地区。

あの本編で映っている
緑の屋根が写真家の竹内一夫氏の家であったことを
覚えていた人が多かったのだ。


ああいう特徴的な屋根がある皆さん覚えているのだろう。

緑の家は向こうの赤で小さく囲った新しい家に生まれ変わっていた。
しかしよく見てみると昔の緑屋根の時と同じ形式で建て替えられている。

手前の大きく映っていた家は
実はこの赤で囲ったまだ新しい家。


僕らの最終決定取材中に
小手寅さんがその朝事前朝取材した時にお世話になった方が
たまたま車で通りかかって「場所見つかってよかったですね」
「楽しそうでいいですね」と励ましていかれた。







 山と家の関係を微調整して行くと、
 ピンポイント、撮影のカメラ位置としてはここらへん。
 ただし人の私有地ゆえに許可が必要です。
 



■ピンポイントストリートビュー
https://goo.gl/maps/BQ2SfKX1JkyubthG9


2つの風景描写のカメラ位置は↓↓






  航空写真では↓↓

  





さて後編↓


みなさん、このカット覚えておられますか。
第17作「夕焼け小焼け」、寅の龍野滞在二日目の夕方。
『赤とんぼ』が流れる中、夕焼け風景がいくつか映りこむ。
その中のひとつがこのカット。

このカットを特定するのは絶対不可能と言われてきた。
難攻不落の大城
夕闇迫る龍野風景
屋根と丘の上の昔の赤とんぼ荘。

偶然からおこった貴重な証言により落城の瞬間の動画が撮れた↓。


下↓↓に詳細に記載


   


きわめて偶然に撮影時に店の3階ベランダをお貸しされた証人の奥様と出会い
一気に発見まで至った瞬間映像が下にある↓。

町のハズレにとても魅力的な元質屋さんがあり
その家を小手寅さん、寅増さん、僕で眺めていると
そこの奥様がたまたま通りかかられて
今は空き家になってしまった当事の質屋さんの
3階ベランダからこの夕焼け風景を撮影したことをおっしゃってくれた。

これはさすがに小手寅、寅増、そして私の3人ともびっくり仰天した。

いきなり偶然に落城!!

たつの市龍野町門の外40付近

    


    



   6メートル上空から動画で撮影した映像から選んだ画像↓2013年9月撮影

  



動画

http://youtu.be/RtwmW4OoPOo


  





2012年9月

後に6メートルの竿を使い、動画撮影に成功するのだが
それがこの動画。


まずは2つの動画のうち
本家本元の風景撮影の動画から



撮影成功動画
http://youtu.be/XyqKaSnvanU





動画第2段
見守り隊
動画。


見守り隊 動画 貴重
http://youtu.be/wDwWbJDikRo



ちなみに動画の中に映っておられる白いシャツの男性↓は、
この質屋さんの前で理容店を経営されている岩崎さん。
岩崎さんはいろんな助言をしてくださった。

実は岩崎さんもこの第17作のロケ地めぐりが大好きで
個人的にもいろいろ回られている。
龍野はやはり奥深い。


     左から岩崎さん 私  小手寅さん
    


   
竿を繋いで6メートルに!

   



【龍野ロケ導入部分の車窓風景】

このような小さなカットはこの龍野ロケにはまだまだ多いのだ。
特に
車窓風景が多いのがこの龍野ロケの特徴。



車窓と言えば
まず、青観が寅と出会う前の車窓風景。
ここのシーンは事前に小手寅さんが見つけてくださった場所。
小手寅さんさすがにばっちり^^


たつの市揖西町前地137 付近

    





車窓はここから始まる↓



   向こうに見える山の見え方は撮影から40数年経った今も同じ。

   


   向こうに見える家々にも名残を残しているものもある。

   


  



■この場所の ピンポイントストリートビュー
https://goo.gl/maps/V1fd421XisG1tkv56





この家々の前を走るシーンの撮影↓↓は、なんとなんと
たった50メートルほどの間で何でも車が繰り返し撮影されているのだ。


    


    




   


    このあたりは全て数十メートル範囲で映りこんでいる。
    


  




ピンポイントストリートビュー
■https://goo.gl/maps/jmE3aV7weciYxJSD8





説明動画
http://youtu.be/moOFVdlSX0k






   


   
このあたりは徒歩圏で全部撮影している。
   



寺尾聡さんが居眠りをするこのシーン車窓風景は、
意外にほとんどのファンの人が行っていないと思います↓↓


   


   


■ピンポイントストリートビュー
https://goo.gl/maps/ric2x28874FnKzwU7



   
徒歩圏ですべて撮影している。
   




で、その後の小さなロケ地探しが苦戦・・・難しかった。


市役所のセドリックは、そのあと、寅を清江橋のたもとで
拾って、町の中に入っていく。

その、町の入り口付近のカットがこれ。


   


   



    


この場所は・・・・探しても探しても確証が得られないまま
時間が過ぎ去ったが

私の展覧会場のオーナーである井上さんの協力で
思わぬ展開となっていったのだった。

あそこは前日に僕と井上さんが捜しまくって
原田さんと言う井上さんの友人でもある地元の方に
連れて行っていただいた場所なのだ。

原田さんに会えなかったら
あそこは見つかっていたかどうか。。。^^;ゞ



動画

蘇るあの時の原田さんの鮮やかな発見↓

http://youtu.be/xY_FreHTM3Y



ここの場所で数年前まで
喫茶店を開いていらっしゃったのだ↓
http://youtu.be/rRK0fUgS8CY


最後の詰めの部分は長谷川さんと言われる方の家が
本編に映っていたことだった。
これはもう確実。↓

http://youtu.be/7GqE0ZWLtMI


後日仲間の小手寅さん、寅増さんと3人で最終確認。

http://youtu.be/Azmr674YPoY


今も残る共通箇所 赤い囲み↓

   


   



   


   






   





さてもうひとつの難攻不落の車窓風景がある。

梅玉旅館で大騒ぎした翌朝、
寅が無理やり車で町を連れ回されるあの車窓風景だ。


  


龍野でも古くから営業されている「醤油饅頭」で有名な
吾妻堂の女将さんの証言(娘さんが代弁)
菊屋四つ角のある
菊屋通り!の可能性が濃厚に!
つまり梅玉からもまあまあ近いし、
市役所からも近い。


動画

吾妻堂の女将さんと娘さんには
本当にお世話になりました。m(_ _)m


http://youtu.be/ExmT5B08e4E




そして、そういう頭で再度本編の当該箇所を
何度か見続けていると、なんと菊屋の看板が映っていたのだ!


   


   




金網で仕切られた月極め駐車場が今も健在!↓

   


   



車窓から見えるアパートも看板ははずされているが壁面や間取りが今も同じ↓

   


   


赤で囲んだアパートは富士グローブという手袋工場の工員さんのアパートだったのだ。
今も奇跡的に建物は残っていた。

3人で現場検証


動画
http://youtu.be/B4l5PKrD6Z0




動画
そして、その近くのご近所の竹内さんの証言。
http://youtu.be/YoDWEIiAKPw


そしてダメ押しで車窓風景の最後の家が
和菓子屋さんの壁が当事と同じことをつき詰め
完全制覇した。



で、車窓風景動画で再現

菊屋さんの通り
菊屋さんから最後の和菓子屋さんまで
小手寅さんの車で再現。 
再現 テイク1


動画
http://youtu.be/mu8tcEWPvYI


ちなみに観光課長(桜井センリさん)が青観が絵に描いたと寅に伝えた古い民家はこれ。↓

ちょうど菊屋さんの隣の隣あたり。
当事自賠責保険の取扱書をしていたそうで
その看板も画面には映る。
そういうことが聞き込みで分かっていくのはなかなか面白い。

あ、これ、!この建物は昔青観先生もお描きになってますさかい・・」↓

     


      





車窓はそれ以外でもまだある。
寅と青観が梅玉旅館から出てくるシーンでもいっぱい車窓が映る。

梅玉から一応どのカットも徒歩圏ではあるが
位置はちょっと飛んだりしてはいる。


      寅の背後に日山ポンプ倉庫が見える↓
    

     地図のB番
    




    


     地図のC番
    


これは梅玉からほぼ徒歩圏ということもあり、
事前に地元の小手寅さんに見つけていただいていた。

動画
http://youtu.be/Cr8Mo2uuQrg





残す車窓風景ロケ地は車窓の中でも難攻不落だれもお手上げだった
青観が志乃さんを車窓から見つける直前の3秒間の風景。
つまり、上記の
日山ポンプから日山ごはんと車が進んでいって
志乃さんの見送る場所へ行くまでの数秒が不明なのである。


志乃さんが花を持って立っていたのは
ヒガシマル第2工場の前のあの有名な中原さん宅だが
その直前はジグザグに曲がっている。
しかし本編ではまっすぐ走っていて
曲がっていない。


   


志乃さんの永遠の別れのシーンに
直接繋がる大事な3秒の物語でもとても重要。
青観の眼の色が変わる瞬間の風景でもあるからだ。

先日同様、
もう一度「吾妻堂」さんで聞いてみたが、なかなか心当たりは無いようだった。


そんな時道でお尋ねしたあるご婦人がご親切に、
友人とお二人で、私たちのロケ地探しに1時間もお付き合いしてくださったのだ。
実はあとでわかったことなんだが
あの時の青い服を着ておられた富岡さんという方はガレリアの井上さんと仲のいい友人であり、
そしてもう一人の「タル林商店」というお店の奥様は
なんとなんと井上さんがずっと僕に会わせたがっていたあの
山田組の照明監督の青木さんとも親交があった伊藤さんと言う方だった。
あちゃ〜〜〜〜。

僕はそんなこと何も知らないものだから
あつかましくも一緒に場所を探していただいた。


ガレリアに戻ってから、井上さんに富岡さんとタル林商店さんの
事を話したらびっくりされて

「その人ですよ!伊藤さんは!」って言われた。

それで、僕はすぐに電話していただいて
さきほどの失礼とお礼を言ったのだった。

伊藤さん、富岡さんとはそのあともっと仲良くなり
展覧会最終日の午後にいろんな資料を持って
ガレリアにきてくださった。

おまけにお二人ともカゴやアクセサリーも買ってくださり
まことに恐縮でした。


    



さて話は戻って

ロケ地をあそこでもないここでもないといろいろ探しながら
行く先行く先でこのお二人の人脈を使ってくださり、
徐々に場所特定をしていった。

そしてついに行きついた場所は・・・

なんと山下洋館(ぼたんの家の路地入り口)のまん前!!

そう、日山ポンプ、日山食堂と通過してその50メートル向こうの山下洋館。
あの映画の車の順路のままだったのだ!

      


しかしここまで来てはみたものの、実はまだなんの物証も人の確かな証言もまだない。
お二人も含めてみなさんあのあたりだろうと口々に言われるだけだ。
そこで思い切ってお二人は町内のよしみでこの山下洋館のご主人である山下さんを呼んでくださった。


     


私はもうここが正念場だと思って本編のチャプター写真をすぐさま山下さんにお見せした。

山下さんは、僕らのいきなりの大勢での聞き込みに
どうしたどうした? って感じだったが
親切にいろいろ答えてくださった。



      




山下さんは、私のキャプチャー画像を見るなりすぐに
ご自分の家の道向かいを指差し
これはここだよ」といとも簡単におっしゃった。


雨どいの繋ぎ方が今もまったく同じだと指摘される↓(雨どい自体は新しいものになってはいたが)

      



      



確かにそうだ!

なんとぼたんの家のすぐ近くの山下洋館の前を青観の車は通過したのだ。
小細工することなく、そのまま車の順路どおり映っていたのだった。





    



動画
http://youtu.be/OaKCkdRqW44


決定の瞬間 動画
http://youtu.be/HgPKGc2YtDE



そしてもっと大きな物証がその夜に本編映像の中から見つかったのである。

この画像見てください。↓
これは雨どいの位置から約1秒後の映像。
この赤い囲み!
これはあのビクター犬です!

ぼたんの細い路地からも見える
山下さんの横の電気屋さんの端に
置いてあった
ビクター犬を発見!!
そしてこの黄緑色で囲った壁。
まさしく山下洋館ぢゃないですか!

   



青観の向かって右の背後に『ビクター犬』。
左の背後の電柱から曲がっていく路地の行きつくところは『ぼたんの家』

   


小手寅さんと翌朝、再度検証。
ちょうど
ビクター犬が置いてあったところに座っていただいた。↓地図のD番

   




下の地図の説明

@梅玉旅館を出発
A梅玉の先、菊屋四つ角
B日山ポンプ倉庫
C日山ごはん
D山下洋館前
Eぼたんの家
Fラストで寅が樽乗る場所
G志乃さんが手を振る「中原邸」


   



ちなみにあのビクター犬の電気屋さんは「山本電機」さんで
ちょっと今は車で5分のところに引っ越されていた。

昔も今も山本電機さんは
消火器をかなり手広く扱っていらっしゃったということ。
だから青観の背後にも丸い消火器扱い店の看板が見えるのである。↓






実は・・・

あの
ビクター犬は柴又にも有る。

帝釈天参道 ちょうど私のマンション下あたりの
細長い骨董屋さん店先においてあるのだ。

ちょと不思議な気分^^

    



.


.

本編ラスト付近 水浴びシーン

これは ピンポイントは難しかったが 
橋と山との関係でピンポイント到達!!


   



   


   


   



これで龍野ロケ地は車窓風景や僅かな風景描写も含めて
完全制覇したということになります。





.

   


   



    
追記: 小手寅さんが2021年6月28日に撮影↓
    




アーカイブ 

龍野ロケ地調査編 全編 終わり



下の「エピローグ編」に続く↓↓



            『男はつらいよ 寅次郎風の盆恋歌』のポスターが完成しました! 2010年制作


          


Art Direction  : 吉川孝昭
Design  : 吉川孝昭
Illustration  : RYOTARO
Computer Graphics  : RYOTARO





                 『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』 オリジナルポスター 2007年制作
 

          



Art Direction  : 吉川孝昭
Design  : 吉川孝昭
Illustration  : RYOTARO
Computer Graphics  : RYOTARO




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とらや ロケ地探訪 山田洋次 各作品紹介 山田洋次以外の映画 メイキング映像
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         お気楽コラム   寅次郎な日々   たぶん…一週間に一度くらいアップかな…





2013年9月26日  寅次郎な日々 その555



特別編

みたびの 播州龍野スケッチ旅行 全日程快晴