お気楽コラム  【 寅次郎な日々 】  たぶん…一週間に一度くらいアップかな…





2015年12月14日 寅次郎な日々 595

晩秋の大特集 
vol.5

函館本線  小樽の町 パーフェクト

まずは第5作「望郷編」の巻




前回の掲載vol.4 ↓ 
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/torajironahibi.htm#5933


前回の掲載vol.3
 ↓  長万部の車窓風景発見!
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/torajironahibi.htm#592


前前回の掲載vol.2 ↓ 函館、日ノ浜  

http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/torajironahibi.htm#591


前前前回の掲載
vol.1 ↓ 青森港
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/torajironahibi.htm#590







  さて蘭島の海岸で石投げをし、
  夜は小樽のお寿司屋さんで旨い海鮮ものを食べ
  翌朝から小樽をすべて回った。

  小樽ロケはこのシリーズでは

  第5作「望郷編」
  第15作「相合い傘」
  第22作「噂の寅次郎」

  みなさん第22作を忘れがちなのだ。





  
それでは、まず今回は第5作望郷編



  寅と登は政吉親分の息子の家を探して小樽の町をうろつく。
  線路近くのかわいいお嬢さんのいる家で息子さんの家の方向を聞くのだった。


   



  比べてみるとわかるが、45年近くの歳月が過ぎているが、
  石垣や、向こうに見える家のおおよその形、その向こうのビルなど、結構残っていたのだ。
  この場所は、以前から私たちの仲間内では調べがついてはいたが
  世間的には
世界初登頂にほぼ近い。


  あのかわいいお嬢さんが現在どうなっているか、ちびとらさんがチャイムを押してくれたが
  残念ながら留守のようだった。
  あのお嬢さんが現在もあの家に住んでいるとは思えないが、あの撮影では13〜14歳くらいだと
  思えるので現在はもう中高年、50代の終わりだろう。


    



道の左側の45年近く経っているのに面影がかなり残っているのは驚き↓


      






    小樽は火事に備えてこのような消火栓がいたるところに設置されている。

   



 45年近く経った現在も赤色から黄色に変わったが消火栓は顕在↓。
 設置場所は撮影時と比べてちょっとずれてはいる。

 




    この道を聞いたお嬢さんの家は下記のとおり↓

   







さて同じく望郷編。


寅と登はようやく政吉親分の息子さんの居場所を突き止め
小樽築港機関区の中まで入ってくる。


小樽駅から、車で10分「小樽築港駅」そば、
あの有名な「小樽築港機関区」が映ったシーンにゆく。



築港機関区の歴史は↓のようになっている。

1936年(昭和11年)9月1日:小樽築港機関区に改称。
1949年(昭和24年)7月2日:小樽築港機関区手宮支区を廃止し、小樽築港機関区に集約。
1987年(昭和62年)3月1日:小樽運転区に改称する。
時期不詳:小樽運転所に改称する。
1990年(平成2年)10月10日:旧・小樽築港機関区解体工事開始(翌年までに完了)。
1997年(平成9年)12月1日:庁舎移転(北海道小樽市稲穂2丁目)。


上記のとおり、もちろん機関区はとうの昔に更地にされ、
今は大きなモールと病院ができているのがストリートビューで見ることができる。

もう、周りの一部の家々やちょっとした倉庫以外はすべて解体されたり、移築されて
跡形もなくなっている。






     映画の撮影位置と現在との比較↓現在は機関区内は建物も線路も跡形もない。

    




    当時のカメラ位置と撮影方向

    






    望郷編本編では、扇形庫(せんけいこ)の手前の転車台がダイナミックに動いていた。
    下は事前調査のストリートビュー

     




   もう何も残ってはいなかったが、この場所には確かにあの扇形庫があったのだ↓


   この小樽築港機関区エリアのピンポイント登頂は全て
世界初登頂

 







     当時の位置関係  赤丸が寅たちの立ち位置↓

     



      ストリートビューでは、このシーンの場所はまだ空き地だったが

     



     寅や登たちの背後に映っているのはこの作業用車庫

     




    そして今回現地に行ってみると 数年前に大きな総合病院が聳え建っていたw(゚ー゚;)wワオッ!!

  



 大きく全体を撮るとこうなる。





   そしてこの汽車が寅たちを置き去りに去って行くシーン↓

   事前調査で山の形を目安に合わせてみると・・
   今は道路になっていて左には大きなモールが!


    



  ここまで激変されると、もうなんでもいいやってなるね┐('〜`;)┌










     さて第5作「望郷編」の小樽ロケ
     最後はラストシーン。


     あの寅と登の再会する海岸。



       




     まあ、あれだけお金がない寅が、再び北海道に行けるわけがないのだけれど
     まあ、そこは映画の中では北海道ってわからないようにしてあるので
     「本州のどこかの海岸」ということなのだろう。

     実際には小樽ロケのついでに
     この海岸も立ち寄って撮影したってことなんだけどね^^;


     ここは「
朝里駅」の目の前にかつてあった朝里海水浴場だ。
     今も一応海水浴ができることになっているが、当時以上に
     海岸が狭くなり、もうさすがにここで海水浴をする人は少数だろう。

     函館本線 小樽駅の次に南小樽駅、小樽築港駅、その隣の駅が朝里駅。
     寂しい駅だが小樽駅からすぐなのだ。小樽から近いので石だらけの海岸が
     海水浴場になったのかもしれない。

     




     駅の改札を出て目の前に広がる石ゴロゴロの海岸に目をやる寅。

     




  小樽駅からすぐの駅なのにいきなり無人駅・・・
  寅が降り立ったころは、目の前に海が広がっていたが、
  今は駅前の道路は家がずらっと建ってしまっていた。







   この場所は意外にも朝里駅のまん前!

     
   当時は一応ボートや仮設トイレがあったのだ。

   



   見てくださいこの石だらけの海水浴場┐('〜`;)┌

   




   現在の同じ場所、講談社の本には書いてあるが
   本では場所がしっかりしていない。

   昨年、寅さん仲間の
寅増さんがさきがけとしてたどり着かれた。

   それゆえ

   このあたりはピンポイントとしては私たちが
世界初登頂だ。


   本編と同じ位置、同じ高羽さん構図で撮影しようと思ったが
   家にへばりついた防波堤がじゃまになって、防波堤にべたっと
   背中をつけてもこういうふうに撮影するのがやっとだった。↓

   








   今度は海の方から撮影した本編高羽アングル

   




   現在は家が海に迫り、防波堤が立ちふさがっている┐('〜`;)┌ 
   駅なんて海岸からはまったく見えない

   






    ラストのカットだけはかろうじて今でも面影がある。
    
    




    
ここは面影があるので、しっかり高羽アングルで決めた!

    石だらけ波除コンクリだらけの海岸だが、
    向こうに見える岬と海のかなたの山々が今も同じなのが救われる^^

    





     こうやって比べてみると今も面影があるでしょ↓

    



     




    






     望郷編の小樽ロケはここまで。



    次回は相合い傘と噂の寅次郎の「小樽」です。



続く






読売新聞朝刊記事