第30作
  はつらいよ 花も嵐も寅次郎

OPの『鈴が落ちる神社』
2018年10月22日遂に実地調査完結!!



ヒント無し!絶対解明不可能な場所のはずが!!
なんとやっぱりここも神奈川県!!



第30作「花も嵐も寅次郎」のOP、
ブルックリンのジュリーとの決闘の夢から覚めた寅は田舎の神社で目を覚ます。



   


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   ここは、寅福さんが何のヒントもなく発見してしまった奇跡のロケ地です!

  



まずはおさらいから↓


http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/30op.html
第30作はつらいよ 花も嵐も寅次郎
OPの『鈴が落ちる神社』解明!!序曲




まず、この神社はまったく場所を特定できるヒントがないのだ。


   目を覚ました寅。


    





   唯一、ほんのちょっと神社の境内が映るのがこのカット。↓
  しかしこんなのではなにも場所が分かるヒントなんてなにもない。

   






  腰の曲がったおばあちゃんが鈴を振ろうとするのをぼんやり寅が見てる。

   






  思いっきり鈴の綱を振り上げる寅

   






  バンバン振りまくいる寅

   
   





  案の定鈴が落ちてきて、あわてふためく寅。ばあちゃんは平然。

   






  背広で鈴を隠しながら「神様ごめんなさい」と賽銭箱に鈴を置く寅

   






   思わず「( (ミ`エ´ミ)) ククク・・」と笑いをこらえる寅とばあちゃん。

   






  そのあと、他の人に気づかれないようにそそくさと去って行く寅・・・
  
あれ?おばあちゃん、曲がった腰のはずがシャキッと伸びてるよ(;^_^A
   






  この直後すぐに柴又江戸川土手にタイトルインしてしまうので、

   






   とにかくヒントはこのカットのみ。↓
  しかも遠景が見えないので、境内と近場の屋根のみ。
  これではまったく何県でのロケかは探索不可能┐(´-`)┌
  20年間お蔵入りの絶対探索不可能ロケ地の最右翼。


   




それゆえここは
寅さんファンにとっては頑強なブラックボックスだったのだ。





もちろん、何事も諦めないはずの僕も僕の仲間も
これだけ何もヒントがない場所はもうロケ地とは言えないという見解で
何年も闇に葬っていたのだが、

それでもこの話題がもう一度この夏に話題になった。
それはこの第30作の大分ロケ地がこのOPを除いて全て解明されたからだ。

数少ない不明地だった大分のドライブの道も今回解明されたのだ。
そこでこの超難攻不落の、ヒントがなさすぎるロケ地だけが最後残ったのだ。

ここで、また先日にも登場したわが寅友であり
誰もが認める世界最高峰のロケ地探索マイスター『寅福さん』を所沢から呼び寄せた。

僕とちびとらさんと寅福さんは、この不明地に関して一致していた見解は
この場所はわざとどこかわからないように撮っているのではないか。
つまりこの作品の九州ではこのような一人芝居のミニコントは行なわないのだ。
今までのパターンで行くと一人芝居の場合は、大船撮影所から日帰り撮影ができる場所だと思われる。

実際この場所は大分県である必要はまったくないのだ。

だからと言ってたとえ神奈川県だとしても、ヒントがない・・・。

僕もちびとらさんももうさすがにこの時点で諦めた。



   このわずかに見える境内とお堂と向こうの家の屋根

   



しかし、天才寅福大明神はこう言われた。


『境内の向こうに見える屋根は普通の屋根ではなく
あれはお寺か神社の屋根なのかもしれません』


よくよく見れば確かにあの屋根の形式は一般の家屋ではない!

w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))wワオッ!! 目から鱗だった・・・。


ということはロケの場所は見た通り神社
そして一段低いところにお寺がある。
下も神社かもしれないが、

おそらく『お寺と神社が合わさっている』と思われる。

そしてこのお堂の建築様式は九州ではなく関東に多い!!



で、寅福さんはまずは

ロケ地は神奈川だということにして

大船撮影所から1時間半以内で行ける神社でお寺と合わさってダブルで建っている場所を、
地図、ストリートビュー、サイト検索、航空写真を駆使して
徹底的に探されたのだった。


そこから数日・・・・・


そして2018年7月24日
不可能という言葉の辞書を持たない寅福大明神は
遂に探し当てられたのだった!!



   ストリートビュー、その他、から拝借↓

   



   




   



   



   
絶対的な物証がこれだけあるともう200パーセントここだ!!
   
   



 特に赤丸の階段の欠けはこの地球に一箇所だけ。

   



   




   おばあちゃんが歩いてきた石畳の細長い道もまだ健在!そして本編のお寺の屋根!!

   


   




  



    背後の植物も同じ!

    


    





   
そして境内から見える下のお寺の屋根↓


    



    ストリートビュー
    



  
  



本編にほぼヒントがないのに発見してしまう天才寅福さん世界初登頂です^^


さて、それでははたしてここは
神奈川県のどこなのか!


ここから↓が今回の本番です!


な、なんと撮影所のある『大船』だったのです!!!



2018年10月22日午後3時半 現地到着!



  JR大船駅からバスに乗って十数分

      






場所は『今泉白山神社!』



源頼朝が鞍馬寺から行基作の毘沙門天立像を安置したことに始まる古刹。
明治維新以降、白山神社となる。


住 所鎌倉市今泉 3-13-20
祭 神菊理姫之命 (くくりひめのみこと)
創 建1190年
開 基源頼朝
アクセス「大船駅」より鎌倉湖畔循環バス「白山神社前」下車、徒歩3分


白山信仰とは、御嶽信仰・富士塚信仰などのような山岳信仰の一種で、
石川県・福井県・岐阜県にまたがりそびえる白山を信仰するもの。
紀貫之が古今和歌集で白山を歌にして詠んでいる。



  

  



長い長い階段を登りきると、↓
モチの木に掛けられた竹に
注連縄が巻き付いていた。

この神社は毘沙門天に因んで
ムカデを守護虫としているそうだ。

神社や神棚などに張りめぐらされている注連縄は、
そこが立ち入ってはならない神聖な場所、
『神域』であることを示すしるしだそうだ。



この注連縄はそのムカデを模した物で、
毎年1月8日に
大注連祭という物が執り行われ、
氏子衆が編んだ大注連が掲げられその年の豊作と安寧を祈願すると
別のサイトに書かれてあった。

  

  



  


  
これで↓現地での物証を押さえた!
  



  
まずはここのアングルから

  

  
  


  

 




 

  
寅の位置に座り、夕方近く神の光を浴びる私
  


 
  



  

  

  



     







     



     




     




    






     高羽アングルはほぼ毎回腰くらいの低さ。
       寅福ポーズ↓はそれゆえに必須なのだ。


        



      こうしてまたもや私たちはこの映画シリーズのロケ地トリックを見破り、
    未来の映画研究者たちへメッセージを送ることにまたひとつ成功したのである。




寅福さんのブログへのリンク
https://love.ap.teacup.com/applet/torafuku/201808/archive